☆5 ページ33
・
雅「ずっと、ずっと2人で生きていこう。」
そう言われた時、嬉しかった。
全てを失った様な感覚の中で、
唯一の光みたいな。
そんな感じがした。
ずっと、憧れだった人。
絶対に手が届かないと思ってた人。
高校2年生の時に、私の背中を押してくれた、
キラキラの目をした同じ年の男の子。
目の前にいる。
それだけでも、発狂しそうなくらい嬉しかったのに、
ずっと、一緒にいてくれた。
上手く動かない左手にイライラして、
握り返したいのに、返せなくて、
音大を辞める事になって、先が見えなくなって、
もう、逃げ出したいくらいの状態だった私に、
まー君は、そう言ってくれた。
「大好き」
よりも、
「付き合おう」
よりも、
「愛してる」
よりも、
嬉しくて、仕方がなかった・
まだ、19歳の頃。
私達が、始まっていたのかも怪しいころ。
だけど、どんな言葉よりも、重みがあって、
1人じゃないって言ってくれてるみたいで、
私の中にストンと落ちてきたのだけは、覚えてる。
あ「2人で生きていくって、凄いよね。」
ひろ「何？突然？」
あ「なんか、色々ね、思い出したの〜。」
沢山傷付いた。
沢山傷付けた。
2人で、壊した。
だけど、あの4年間は、私にとって、何よりも大切な記憶。
今よりも、売れてなくて、私もバイトで。
住んでた部屋だって、普通の2LDKで。
オートロックではあったけど、今みたいに、コンシェルジュがいるだとか、
内廊下だとか、そんな部屋じゃなかった。
キッチンも狭かったなぁ。
あ「戻りたくなる時ってない？」
ひろ「昔に？」
あ「まぁ。」
ひろ「また、一緒に住めばいいじゃない。」
簡単に言うけど・・・
私にとっては簡単な事じゃない。
ひろ「ほとんど住んでる様なもんでしょ？」
あ「でも、私にだって、部屋はあるし。」
ひろ「まぁ、色々考えちゃうのもわかるけど、5年だよ？タイミングってあるんじゃないの？」
そのタイミングがわからない。
1人になるかもしれないのに、
簡単に、一緒になんて住めないよ。
その後は、夜通し飲んで、翔君を見ながら、色々突っ込んで、
DVDを見て、
キャーキャー言って、
楽しかった。
ガス抜きって大事だって思った。
もう、1ヶ月以上経ってるし、
そろそろ、まー君の部屋に行こうかな・・・
きっと、掃除とか大変な事になってそう・・・
なんて事まで考えられる様になってたのに・・・
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菜菜(プロフ) - あっちゃんさん» きゃー！文章の下手さと、付箋回収してないのと、矛盾してるのがバレる！（笑）色んな意味でお恥ずかしいですが、楽しんで下さいませ(^^) (2017年8月6日 10時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - こんにちは。最初から読みたくてやって来ました。わすれてることもおおくて！じっくりと、腰をすえて読むぞー！ (2017年8月6日 8時) (レス) id: cd7b6e55f7 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - ひろさん» ひろさん、ありがとうございます(*^^*) キュンキュン出来ただなんて…もう感激です！ｳﾌﾌ…気付きました？期待度高いでしょ？ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 71e258e047 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 菜菜ちゃん♪作家デビューおめでとう*\(^o^)/*キュンキュンする朝の風景に癒されたよー♪そして！超嬉しい！ありがとう〜。(*^o^*)／ (2016年8月18日 16時) (レス) id: fe36beb909 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年8月18日 11時
