☆8 ページ25
山本「僕は、確かに、マネージャーです。でも、今、Aさんの友人として、言ってるんです。」
あの頃、私がまー君から離れてた5年間も、
山本さんは、ずっと私を支えてくれた人の1人でもある。
あ「山本さん、その事は、もう少し、時間を下さい。頭ではわかってます。ちゃんと、わかってる。」
私が怖がってるだけ。
また、あの頃みたいになったら？
また、壊してしまったら？
次こそ、私は、生きていく事が出来ない。
私は、1人になる程、強くはない。
だからと言って、この先どうなるかなんて、わからない。
ずっと、一緒にいる事への、確信の言葉を、言われた事がない。
「期待してよ。」
そう言われた。
実際に、あのマンションだって、私の事を考えて買ったものだってわかってる。
病院からの距離。
直ぐに、行ける距離だもん。
わかるよ。
それに、あの部屋の事だって、
私の好きにしてる。
それに対して、まー君が何か文句を言うことなんてなくて。
キッチンだって、ランドリールームだって、
リビングも、バルコニーも、
私の「大好き」を詰め込んでる。
そこまでしてるのに、
それでも、私は、確信が欲しい。
元々、慎重派な性格で、警戒心が人一倍強い。
要は、ビビりなだけ。
1人で、怖がってるだけ。
1人になるのが、怖いだけ。
山「僕は、自信を持っても良いと思います。」
あ「・・・」
山「アイツは、Aさんの為に頑張ってるんですから。」
・
山本さんが帰った後、1人で考えてみる。
今まで、目を背けてきた。
「結婚」なんて、無理だって思うからこそ、
仕事だって頑張ってる。
もう、若くもない。
20の頃の様に、なし崩し的に一緒に住み始めて、
おままごとみたいな同棲をする様な年齢じゃない。
私も、まー君も、大人になった。
それなりに、お互いに立場だってある。
「タイミング」だって言うけど、
そのタイミングを見失ってるのが、今の私だ。
あ「なんだろ？」
徐に、山本さんが置いていった、ジュエリーショップの袋を覗くと、
中には、ラッピングされた小さな箱。
確か、昼間、ピアスだって明里ちゃんが言ってたっけ？
って！本当にサプライズねーな！
開ける前から、中身まで知ってるって何よ！！
なんか、今の状況がおかしくなってきて、笑えてくる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 579人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜菜(プロフ) - あっちゃんさん» きゃー！文章の下手さと、付箋回収してないのと、矛盾してるのがバレる！（笑）色んな意味でお恥ずかしいですが、楽しんで下さいませ(^^) (2017年8月6日 10時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - こんにちは。最初から読みたくてやって来ました。わすれてることもおおくて！じっくりと、腰をすえて読むぞー！ (2017年8月6日 8時) (レス) id: cd7b6e55f7 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - ひろさん» ひろさん、ありがとうございます(*^^*) キュンキュン出来ただなんて…もう感激です！ｳﾌﾌ…気付きました？期待度高いでしょ？ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 71e258e047 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 菜菜ちゃん♪作家デビューおめでとう*\(^o^)/*キュンキュンする朝の風景に癒されたよー♪そして！超嬉しい！ありがとう〜。(*^o^*)／ (2016年8月18日 16時) (レス) id: fe36beb909 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜菜
| 作成日時：2016年8月18日 11時
