チート吸血鬼はゲームの世界にいるようです〈真紅の暴君〉

不思議の国のコウモリが59羽 ページ10

ユイト以外「誰！？」

ユイト「A様！」

起きたのですか、良かった。というか、ヴァンパイアの姿に戻っている………

ユイト以外「え！？A！？！？」

『………トレイくん、リドルに言うことあるよね？』

トレイ「リドル、悪かった。お前が苦しんでるのを知ってたのに見ない振りをしてた」

リドル「うっうっ、うう……」

トレイ「だから、今日は言うよ。リドル、お前のやり方はまちがってた。だから、みんなにちゃんと謝るんだ」

リドル「……うっ、ぐす……ごめんなさい……ごめんなさい………っ！」

エース「オレ、寮長が今までの行動を謝ってくれたら言おうと思ってたことがあんスけど………」

あ〜、あれですね………

エース「ゴメンの一言で済むわけねーだろ！絶ッッ対許してやらねー！！！！」

ケイト「え〜っ！？この空気でそれ言う！？！？」

エース「ったりめーだ！こっちは散々コケにされたわけだし？せっかく苦労して作ってた手作りマロンタルトを捨てられたわけだし？」

ハァ、本当にエースさんらしいですね…

エース「涙ながらに謝られたくらいじゃ許せねーなぁ」

グリム「コイツオレ様より根に持つタイプなんだゾ」

リドル「そんな……じゃあ、どうすれば…」

エース「……オレ、しばらくは誕生日じゃないんだよね」

デュース「は？お前何を言って……」

エース「だから『なんでもない日』のパーティのリベンジを要求する。オレたち、結局パーティに参加できてねーし。そんで今度はお前がタルトを作って持って来いよ」

フフッ………全く……

エース「あっ、トレイ先輩と、後、ユイトに手伝ってもらうのはナシだから！自分で苦労しろ！…………そしたら、許してやらないことも、ない」

ユウ「素直じゃないな〜」

エース「外野は黙ってろっ。いい？わかった？」

リドル「……うん。分かった」

クロウリー「うんうん。歩み寄りは美しきかな。これで一件落着ですね」

ケイト「う〜ん、それなんだけど、ラミア兄弟については？」

A様と僕以外「あっ………」

to be continue

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