コウモリが4羽 ページ7
結斗side
『うわぁ!凄い!!結斗、あっちに水族館がある!!行きたい!あっ、猫ちゃんだ!可愛い!!!』
と、騒ぎまくってたのか数十分前。
Aが落ち着いて、やっとの事で商店街に辿りついた。
結斗「はぁ、商店街に行くだけで疲れました…………A様、何度も言いますが絶対に離れないでくださいね?」
『分かってるよ!絶対に離れないから早く行こ!』
結斗「宜しいです。では参りましょう。そうですね、今日の夕飯は何が良いですか?」
『ん〜、あっ!久しぶりにハンバーグが食べたい!!』
結斗「分かりました。それでは最初は肉屋の方へ行ってみましょう」
『わーい♪ハンバーグ!ハンバーグ!』
お店の人「いらっしゃい。お前さん達、ここら辺では見かけないな、引っ越してきたのか?」
結斗「はい、今日、引っ越してきました。これからお世話になります。多分A様が何かやらかしてしまうかもしれませんが、大目にみて戴けると幸いです」
先にこう言っておかないと、A様は何をするか分からない。
お店の人「おぅ!よろしく!お前さん、しっかりしてるな。呼び方からして、そこの坊っちゃんの従者か?何をするかは知らないが、俺も他の奴等大丈夫だ。ここでは日常茶飯っつても良いくらいだからな」
結斗「はい、ありがとうございます。そう言って戴けると助かります。A様は僕が小さい頃から一緒にいさせてもらっています。」
そう、昔からずっと一緒に………
お店の人「そうか、そうか!で?今日は何の肉が欲しいんだ?引っ越し祝いに半額にしてやるよ」
結斗「良いのですか?では_______ありがとうございます!」
お店の人「おぅ!また来いよ!ってか、さっきから気になってたんたが、坊っちゃんいなくなってるぞ?」
結斗「え?」
本当だ。買い物に夢中でA 様の事をすっかり忘れてた
結斗「すみません、ありがとうございます!もしA様がこちらにいらしたら電話するように伝えてください!」
不味い、まだ慣れていない土地で迷子なんて、たまったもんじゃない。取り敢えず携帯の地図を出して、A様が行きそうな所を……
お店の人「分かった!来たら伝えておくこの横浜の絶対ルール、路地裏には絶対に入るな!」
結斗「ご忠告ありがとうございます!では失礼します」
そう言って、駆け出した
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作者名:ミントカラー | 作成日時:2020年5月16日 11時