【番外編】いつか夢じゃないとこで出逢う日まで ページ49
目を開けると僕はトクサネの海を眺めていた
トンッと小さな衝動が足元にきたので下を眺めてみるとそこには髪色が水色のぷくぷくとした可愛い子供が僕の足にくっついていた
「え？え！？」
「ぱぱー」
抱っこと言わんばかりにその子は腕を上に上げた
僕はそのままその子を抱き上げまじまじと見る
「んん！？僕のことかい‥？僕、そっくり？？いや、僕にはAが！！」
「ぱぱー？」
「きみのパパの名前はなんていうのかな？」
動揺しながら搾り出して伝えるとその子はにぱっと笑う
あ、可愛い。すごく可愛い。子どもかぁ。いつかAとの間に子どもが生まれたらこんな感じの‥‥ってあれ？
「‥‥Aにも似てる‥」
表情、雰囲気、目元が‥
「パパはー、だいごーゆうのー」
「！？！？」
ぼ、ぼく‥！？
いや、この姿見て予想はしてたけど！！
「でも！僕にはまだ子どもは‥！！」
「あれ？パパ、どうしたの？」
後ろから聞こえた声に僕はピクリと反応した
後ろを振り向くとそこにはーー
「A‥‥」
「どうしたの？信じられないものを見るような目で見ちゃって」
ふんわりと笑う彼女。今より少し大人になりその姿はまるで"母親"のすがたで
「ままー！」
「帰ってご飯食べようねー」
「わーい！」
僕の腕にいた子どもは降ろしてと言わんばかりにばたばたとさせたので降ろすとAの方に駆け寄る
「かえろう、ダイゴくん！私たちの家に」
「‥‥っ、うん、かえろう。僕たちの家に」
幸せな空間
笑顔の君と僕達の元に来てくれた天使
なんてことはない、ただ2人の笑顔を見ただけで幸せと感じてしまった
「ダイゴくん、本当にどうしたの？大丈夫？」
「ぱぱー？」
「なんでもないよ‥ただ、幸せだと思ったんだ。キミたちと出逢えて、僕は本当に幸せだよ」
そういうと2人はキョトンとしたがそのあと笑って
僕に抱きついてくれる
「私もだよ。幸せにしてくれて、ありがとう」
「あーとー！」
あぁ、本当にーー
ぴぴぴ‥ぴぴぴ‥
「‥‥‥‥」
高い音に導かれ僕は重たい目を開けた
まだ窓から見える外は少し暗くて横にはーー
「A‥」
すやすやと眠る愛しの奥さんがいた
だが、そこにはさきほど居たはずの子がいない
「(なんともリアルな夢だった‥)」
そう、さっきのは夢だったのだ
でもあれはきっとーー
訪れるであろう 近い未来の絵図だ
「幸せをありがとう、A」
今も夢の中であろう彼女の頬にそっと口づけを落とした
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蒼空(プロフ) - うららさん» 見て頂きありがとうございます！更新頑張ります♡また見に来てもらえると嬉しいです！よろしくお願いします！ (2022年9月15日 0時) (
レス) id: b8b12cd672 (このIDを非表示/違反報告)
うらら - 更新楽しみにしています♡ (2022年9月14日 19時) (レス) id: 3ea5956e3b (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 桔梗さん» お久しぶりです！忙しくてなかなか書けずようやく触りを描くことができました！またアニポケでダイゴさん見てニヤニヤしながら描こうと思います笑よろしくお願いします！ (2022年8月15日 7時) (レス) id: b8b12cd672 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - お久しぶりです アニポケ書いてくれるのを待ってました マスターズトーナメント楽しみにしています (2022年8月8日 21時) (レス) id: 295a9f967a (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - シロさん» 返信遅くなりすみません！少しずつ書き出し始めました！また時間ある時に是非是非見に来てください♡これからもよろしくお願いします！ (2022年8月7日 20時) (レス) id: b8b12cd672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2022年5月8日 12時
