Autumn session �� ページ29
最近すれ違ったりすることが多くて
会えない時間が増えるほど恋しくなった
声を聞くだけで溢れ出そうな思いもあった
「せっかく、会いに来てくれてたのに‥」
僕も少しきつい言い方をしてしまった
「仕事とAちゃん‥‥どっちが大事なんて」
天秤にも掛けられないものを比べて
自問自答して戸惑って、悩んで
「別問題だよなあ」
リーグの仕事も兼任してるが仕事自体は苦痛じゃない
結果Aちゃんと会えないのは辛い
だが彼女との今後を考えての仕事への本腰
「Aちゃんと比べて勝るものはないけど、ね」
それは彼女もわかってる。だからさっきもああいってくれた
でもわかるよ。そう言わせたのは僕だ
ソファに座って見えたもの。それは二人で海に行った時の写真だ
「Aちゃんと旅行いってないなぁ。今度休みとって他の地方に旅行に行こうかな」
写真の中の僕らはずぶ濡れで
確か、僕が買ってあげた帽子が飛ばされてそれを追いかけて海に2人で入ってしまったんだ
「(あの後二人で風邪ひいちゃったんだよね)」
好きという想いがなければこんなに辛いことや悩むこともなかっただろう
でも好きという気持ちを教えてくれたから僕はこんなにも幸せで
二人で飲んだ君にとって初めてのワイン
いつも飲むジュースのようなお酒とは違って酔っ払って
僕に甘えてくれて
『ダイゴさーん』
『え！？Aちゃん！？』
『なんですか？彼氏に抱きついちゃいけないんですか？』
『すっごく可愛い！嬉しい！』
『素直炸裂ですね。えへへ、だいごさん、すきです、よ。ずっとずーと前から、だいすきです』
『‥っ！可愛くて死んでしまいそう‥っ』
凄く可愛くて可愛くて死ぬかと思った
実はそこまで酔っ払ってなかったことはしってる
でも言ってしまうとこんなふうに甘えてくれないからしばらくは秘密だ
僕はパカっと冷蔵庫を開けて中を見るとそこにはラップしてある料理とメモがあった
【おかえりなさい。お疲れ様です】
それをみて僕は口角が上がった
そしてようやく気づいた。寝室の扉が少し開いてて
そこをあけると僕のワイシャツを抱きしめながら寝ている愛しの恋人がいた
「Aちゃん‥」
あぁ、なんでいちいちそんな可愛いことをするんだろう
ゆっくり近づいて僕は彼女の頬にそっと口づけを落とした
「ん‥」
「！」
「すぅー‥」
「はは。待っててくれて、ありがとう」
何度でも恋をする
何度でも伝える
あの頃の "好き" を
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼空(プロフ) - うららさん» 見て頂きありがとうございます！更新頑張ります♡また見に来てもらえると嬉しいです！よろしくお願いします！ (2022年9月15日 0時) (
レス) id: b8b12cd672 (このIDを非表示/違反報告)
うらら - 更新楽しみにしています♡ (2022年9月14日 19時) (レス) id: 3ea5956e3b (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 桔梗さん» お久しぶりです！忙しくてなかなか書けずようやく触りを描くことができました！またアニポケでダイゴさん見てニヤニヤしながら描こうと思います笑よろしくお願いします！ (2022年8月15日 7時) (レス) id: b8b12cd672 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - お久しぶりです アニポケ書いてくれるのを待ってました マスターズトーナメント楽しみにしています (2022年8月8日 21時) (レス) id: 295a9f967a (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - シロさん» 返信遅くなりすみません！少しずつ書き出し始めました！また時間ある時に是非是非見に来てください♡これからもよろしくお願いします！ (2022年8月7日 20時) (レス) id: b8b12cd672 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼空 | 作成日時：2022年5月8日 12時
