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ーーー村山ーーー
「え、え、えっ？」
あの金髪…
弟の金髪がAちゃんの首を絞めて後ろから引きずっている。
Aちゃんは、俺に目で合図を送った。
…平気。
そう言ってる。
「Aちゃ」
関「Aちゃーーーん！！！」
俺の第一声を関に潰され、軽く頭を叩く。
よし。すぐ助けっぞ！
俺はびっと、指を前に向けた。
いつもの。
うっしゃ。
「いくぞてめぇらぁあああああ！！！」
そして、金髪に一直線。
でも、Aちゃんは俺が追いつく前に、
首元の手を掴み、ぐるんと手首を返した。
そのまま顎目掛けて掌を天に向ける。
そして、金髪はカクンと頭から後ろに倒れた。
自由になったAちゃんは、軽く咳き込み、ブチッと重そうなネックレスを千切る。
『村山っ』
「大丈夫ー？」
バコスカと周囲の敵をぶん殴りながら、Aちゃんの方に向かう。
秀斗「って…てめぇ…」
『この金髪。気が済むまでやらせて。』
Aちゃんはそう言って、重そうなネックレスをぶん回した。
そして金髪の蹴りを交わし、
ヌンチャクみたいにして後頭部にヒットさせる。
うわ…
痛そっ！！
『…あんたは100回死んでもらう。』
ゾク…
か、
かっけーーーー！！！
Aちゃんはめちゃくちゃキレてて、
誰が見ても金髪が劣勢だった。
俺もAちゃんを気にしながら雑魚を片付けていく。
すると、向こうで野獣のように、現場の先輩が猛威を振るっていた。
「流石っすね！先輩！！」
『え、知り合い？』
Aちゃんは俺の方を唖然としてみていた。
秀斗「よそ見すんじゃね…」
金髪が拳をふるう。
「あぶね…」
俺が言うと同時に、
Aちゃんのかかとが金髪の顎にヒットする。
『してないわ。』
つっよ。
すっげ。
『あんたの歯、全部抜いてあげる。』
Aちゃんはニヤリと笑い、トントンとその場でジャンプして腕を構えた。
秀斗「くそが…」
正也「おいA！！」
戦闘の中、先輩がAちゃんに声をかける。
正也「楓士雄が今、団地に向かってる！！」
Aちゃんはそれを聞いて手を緩めた。
金髪はもう、虫の息だ。
正也「ここはいいから、行け！」
そして、Aちゃんに鍵を投げつけた。
パシっと受け取るAちゃん。
そして、そのまま何故か俺の方に目を向けた。
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ななし(プロフ) - maschera0411さん» みなさまコメントありがとうございます！続編、書きはじめちゃいました！よろしくお願いしますっ！ (2020年1月13日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
maschera0411(プロフ) - 楽しく拝見させていただいてます。続編……楽しみにしてますね (2019年12月5日 14時) (レス) id: 0853a8ef5d (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - つばきさん» 素敵なコメントありがとうございます！とても嬉しいです。私も最後まで読んでいただけて幸せです。今は中編はじめたので、そちらもよければお願いします。 (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - shiorimaiwwさん» コメントありがとうございます。私もなんか寂しい気持ちです。また、続編書けたら頑張りますね！ (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 詩暢さん» 最高だなんて…ありがとうございます！嬉しいです！！また作品をお見せできるよう頑張りますね！ (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年11月7日 1時
