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ーーーAーーー
正也「悪いけど、この先行かせる訳にはいかねぇんだわ。」
真也「おう。」
コキコキと手を鳴らし、こっちへ立ちはだかる。
…バカ
何人いると思ってんの？…
こっちは軽く30人はいるんだけど…
そして、次々と車からでて、後からやってきたバイク部隊も金平兄弟の後ろについた。
優斗「お前も出てこい。見せてやるよ…俺が最強ってこと…」
秀斗「ん？知り合いか？こいつら…」
秀斗が私のリアクションで悟ったようで、ニヤニヤしながら私を車から引きずり出した。
オロチ兄弟と向かい合い、
二人が目を丸くする。
正也「A！！？？」
真也「こっちにいたか…」
二人は何故か、私がこいつらに捕まってる事を知ってるようで、何やら顔を合わせて首を振った。
…正也と真也。
うん、多分、あたしも入れればこのカビ頭と金髪くらいは…
私が向こうへ行こうとすると、金髪がぐっと頭を引っ張った。
秀斗「だーめだめ。新太殺すよ？」
優斗「おい。ま、いい。秀斗はこいつ抑えてろ。」
わたしは金髪に首を絞められ、優斗がオロチ兄弟へ向かって行った。
やばい。2対30…
流石にオロチ兄弟でも…
そう目を瞑った瞬間、
ガシャーンと衝突音が鳴った。
え…
面白そうにそれを眺める金髪。
そして、突っ込んだトラックから、
定時の生徒がどんどん降りてきた。
『村山…』
不安だった心が暖かく震えてくる。
数日見てなかっただけなのに、
何十年も会えなかった人のように、
私は、村山に釘付けになった。
村山が、そのトラックの上で、ぐっとしゃがんでから両手を広げた。
「じゃじゃーーーーん！！！」
村山…
あんたってやつは…
優斗「むらやまぁ！！！！」
急に向こうで、青髪が怒り狂ったように吠えた。
「あれ？まだ髪青いの？ よく覚えてんねぇー。ま、ボコられた奴のこたぁ忘れねぇか！ッハハハ！！！」
村山が楽しそうに歯を向ける。
久しぶりの喧嘩なんだろう。
真也「そろそろ暴れさせろぉ！！」
わなわなしてた真也が吠えた。
私も、釣られるように闘志が湧いてくる。
村山が来た。
こいつら全員、
…ぶっ潰す。
私の殺気に気がついたようで、ぐいっと首を締める金髪。
そして戦いの輪の外へと引っ張ろうとした。
村山「え、え、え？！」
村山と目が合う。
私はニッと唇を上げた。
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ななし(プロフ) - maschera0411さん» みなさまコメントありがとうございます！続編、書きはじめちゃいました！よろしくお願いしますっ！ (2020年1月13日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
maschera0411(プロフ) - 楽しく拝見させていただいてます。続編……楽しみにしてますね (2019年12月5日 14時) (レス) id: 0853a8ef5d (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - つばきさん» 素敵なコメントありがとうございます！とても嬉しいです。私も最後まで読んでいただけて幸せです。今は中編はじめたので、そちらもよければお願いします。 (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - shiorimaiwwさん» コメントありがとうございます。私もなんか寂しい気持ちです。また、続編書けたら頑張りますね！ (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 詩暢さん» 最高だなんて…ありがとうございます！嬉しいです！！また作品をお見せできるよう頑張りますね！ (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年11月7日 1時
