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ーーー竜ーーー
あの事件があってすぐ、Aと連絡を取った兄貴から返信の内容を聞いた。
尊人「竜は平気かって心配してたから、大丈夫だって伝えといた。」
俺は自分の携帯の着信履歴を見て、床にポンとなげた。
直接の連絡はなしか。
俺はあの時本気で、Aにキスしようとした。
よくよく考えると、すっげぇ恥ずかしい。
でも、Aも嫌がるそぶりはしなかったよな…
俺の気のせいか…
殴られた傷も疼くし、もやもやして寝れねぇ。
連絡するべきか…
Aは本当に大丈夫なのか…
そう悩んで3日が過ぎ、未だ鳴らない携帯を舌打ちしてポケットに入れた。
しかたねぇ。会いに行くか。
そう思って自転車に乗り、Aのバイト先へ向かった。
ウィンドウからAがドリンクを運んでいるのが見える。
大丈夫そうじゃん。
会ったらなに言おう。
ちと緊張するな。
Aはそのままテーブルにドリンクを置いてにこっと笑う。
あ…
俺はそのままその場を離れた。
Aが笑いかけたその先に居たのは、光輝だった。
ーーー
苛立ちと焦りを感じながら家に戻る。
すると、兄貴がすっと寄ってきて、肩を組んできた。
「竜、土曜暇か？」
「あ、うん。なんで？」
兄貴はへへっと笑うと、海司達からダンスステージに誘われた事を言いはじめる。
「光輝はAを誘ったんだってよ。竜ちゃんよー、うかうかしてらんないんじゃねーの？」
うん。
本当にそうだ。
うかうかしてらんねぇ。
「俺もいくわ。」
ーーー
ステージは野外で、人がたくさん集まっていた。
あいつら、すげー人気じゃん。
兄貴の後ろをついていくと、前の方の席にAが座っていた。
白いノースリーブ姿で、髪の毛は後ろにまとめている。
誰がみても可愛いって思うだろうな。
やっべ。緊張してきたかも。
兄貴と俺に気がついたAは、俺と目が合うなり、一瞬固まった。
うっすら化粧もしている。
お洒落してきやがって。
光輝のために…か
そう思うと無性に苛立ってしまい、「よう。」
とそっけない顔で話しかけてしまった。
ようってなんだよ俺。
もっと気が利いた言葉かけらんねーのか。
てか、光輝のやつ、Aと…
もしかしたら…
いや、まだねーだろ…
でも、ムカつくな…
二人の会話を聞きながら、自問自答していた。
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愛菜(プロフ) - こんにちは、はじめまして。お話読ませて頂きました!!竜とは無事結ばれたと思っていいのでしょうか？やきもきしながら楽しく読ませて頂きました。ご苦労様でした!! (2021年8月19日 16時) (
レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
angel(プロフ) - 付き合った後の2人が見たいです(≧∇≦)続篇お願いします！ (2019年12月20日 16時) (レス) id: 452da7dd64 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 美空さん» 一応、これでシリーズは完結になります。その先の続きは短編で書きたいなぁとは思っています！最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^^*) (2019年8月29日 17時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - これで完結でしょうか？そうだとしたらお疲れ様でした！ストーリー展開にすごく引き込まれました！またプリロワで新作を作って欲しいです！本当にできたらで構いません。とても楽しませてもらいました！これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 17時) (レス) id: c52258fc3c (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - ちーさん» わ！本当でしたね！気がつきませんでした(;o;)笑 ご指摘ありがとうございます！直しました(^^)完結に向けて頑張ります^_^ (2019年8月15日 1時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年7月25日 1時
