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ーーーAーーー
如月は私のスマホを持っていた。
そして、私の手を掴み「指出せ」と一言凄む。
瞳孔は開き、瞬きすらしない。
こいつ、完全にイかれてる。
蛇に睨まれたカエルのように、私は完全に怯えきってしまっていた。
指紋認証をされ、私のスマホを少しいじると、さらに目を見開いて大声を出した。
「はいビンゴォ！！！」
如月は、そのままスマホを隣の男に渡した。
「テレビ電話かけろ。」
えっ、、
その瞬間、
後ろから、もう一人の男に羽交い締めにされた。
『離してっ やめ…』
男の力が強すぎて、全く動けない。
発信音が鳴り響く。
8回くらいコールされたあと、カチャっと音が鳴り、
電話が繋がった。
そして、私とカメラの間に如月が顔を入れ、カメラギリギリに手を振りながら言った。
「おー、京極竜ー！！みてっか？」
“ 如月… ！てめぇ…っっ ”
竜の声だ。
「どういう状況かわかってるよな？」
そう言うと、如月は私の髪を掴み、カメラに向けさせる。
「第1倉庫街の廃工場だ。一人で来い。じゃないとこの女…」
『竜っ！だめっ！！来ないで！！！』
「暴れんじゃねーよ。」
頭がぐっとひっぱられ、如月が顔を近づける。
「じゃーな。待ってるぜ。」
携帯を切り、如月たちはうえーいと顔を合わせた。
「ちょっとでも逃げようとしてみな？女の可愛がり方教えてやるよ。」
そう言って、私の足をすーっと撫でた。
『やめて。』
「おー、威勢がいいな。悪くねぇぞ。」
どうしよう。
最悪だ。
後ろで私を抑えてた男は、どこからか持ってきたロープで私の手を後ろに縛り、テープで口を塞がれる。
「そこ繋げとけ。」
ロープは古い機械のポール部分に繋がれて、私は完全にとらわれの身となった。
ーーー
数十分経っただろうか。
奥の扉がドンっと蹴られる音がし、私は顔を上げた。
「おーおー。来ましたか。」
如月はポンポンと手を叩きながら、私の横に立った。
竜「てめぇら…」
『んんっ！！！』
竜は如月の方へ首を鳴らしながら向かってきた。
完全に戦闘モード。
2メートル先まで来ると、如月は手の甲で私の頬を叩いた。
如月「お前、それ以上来たら、この女無事に帰らせねぇぞ。」
竜「…そいつに手を出すんじゃねぇ。」
竜の足が止まる。
如月は、ニタニタしながら、私の首に手を沿わせる。
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愛菜(プロフ) - こんにちは、はじめまして。お話読ませて頂きました!!竜とは無事結ばれたと思っていいのでしょうか？やきもきしながら楽しく読ませて頂きました。ご苦労様でした!! (2021年8月19日 16時) (
レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
angel(プロフ) - 付き合った後の2人が見たいです(≧∇≦)続篇お願いします！ (2019年12月20日 16時) (レス) id: 452da7dd64 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 美空さん» 一応、これでシリーズは完結になります。その先の続きは短編で書きたいなぁとは思っています！最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^^*) (2019年8月29日 17時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - これで完結でしょうか？そうだとしたらお疲れ様でした！ストーリー展開にすごく引き込まれました！またプリロワで新作を作って欲しいです！本当にできたらで構いません。とても楽しませてもらいました！これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 17時) (レス) id: c52258fc3c (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - ちーさん» わ！本当でしたね！気がつきませんでした(;o;)笑 ご指摘ありがとうございます！直しました(^^)完結に向けて頑張ります^_^ (2019年8月15日 1時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年7月25日 1時
