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―――A―――
練習を始めてから結構経っている。
そーいえば、ネクストの3人で教えてくれるはずだったのに。
気がついたら時計は17:30を回っていた。
『…もうこんな時間』
「えっ…ああ…」
『2人も帰ってこないし、そろそろ帰ろうかな…』
天堂くんは「もう帰っちゃうの？」と口を尖らせた。
『はは。うん。』
「あ、そーだ！ご飯食べに行かない？近くに美味しいステーキ屋さんがあって…」
『あ、、外食はちょっと…』
私は顔をしかめてごめんねっと言った。
そして、スケジュール表をカバンから出し、
バイトがない日で、ダンスの練習日を決めた。
「じゃ、そ、その、…一緒にかえろっか？」
天堂くんと下校！？
もう少し話してもいいかとは思うけど、
悪目立ちしてしまう。
『お誘いは嬉しいけど、天堂くんと一緒に歩いたら、女の子達から嫉妬されちゃうかな笑』
天堂くんはわかりやすく、しゅんとした。
『じゃ、また来週ね。』
私はそっと手を振って、ホールを出た。
ーーー
下町に差し掛かったところで、髪をほどき、メガネをはずす。
私は風を感じながら、車道をすすんでいた。
あと二週間の命…
パーティーで晒し者になり、私の平和な学園生活は、ジ・エンド。
はぁ。
余生を楽しもう…
角を曲がれば自宅につく。
私はいつも通り左へまがった。
すると、前の方に黒い影。
え、
この不良は…！
私はブレーキをかけた。
『…やっぱり！！』
竜は顔をしかめながら、こっちに振り向き、
「あ。」っと言った。
てか、めちゃめちゃ怪我してる。
私は自転車を降りた。
『え… 大丈夫？？ 血…』
竜は、眉尻についた血を、指でピッと払った。
「あ？ あー。別に、ヘーキ。」
『ちょ、、なわけないでしょ。』
「あ？っるせーな。、、おっと…」
竜はふらついて、ガードレールに手をついた。
竜の家まではまだ遠い。
このままほっくのは、流石に無理。
『立ってるのもやっとじゃない。ったく。』
「っつ… 」
私は竜の肩を支えた。
『そこ、うちだから。手当する。』
「あ？？ いーよ。一人で帰れる。」
竜は片目をぐっと閉じ、痛みを堪えている。
…はぁ。ったく。
『あのね、近所で倒れられたら、こっちが迷惑。』
私は部屋に竜を連れて行った。
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ななし(プロフ) - ゆなさん» 嬉しいです！ありがとうございます！最後まで読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年12月1日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 初めまして、とても素敵な小説ですね。読むのが楽しみです (2019年11月5日 19時) (レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 秋和☆°・.。さん» ありがとうございます！！頑張って完結させますね(*^^*) (2019年8月2日 1時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
秋和☆°・.。(プロフ) - 続編の公開待ってます！ (2019年7月21日 2時) (レス) id: fd8f2345ac (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 雫さん» ご指摘ありがとうございます！直しますっ！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年6月27日 4時
