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ーーーAーーー





楓士雄が階段を進んでいき、


司に先に追って。と声をかけた。




『ジャム男、あんたも。』



かなり打たれ強くなったジャム男。


それに、うまく攻撃を流せている。


…よかった。






ジャム男「う、うす!」






人数は、若干泰清一派の方が少ない。



…加勢はあたしで十分か。




ここの頭は泰志に譲って、私は他の奴らの足を砕き回る。



清史の背後から飛び蹴りしようとする奴がいて、


私はその膝を蹴り飛ばし、顎にエルボーした。



ドサっと大男が、白目を向いて仰向けに倒れる。




清史「うおっ…」



『よそ見しない。』




清史「おうっ!うぉおおお!!」



泰志が頭とタイマンしている。



ここは、こっちが優勢かな。




雑魚達が半数倒れて、私は階段へ戻った。





3階へ来い。



…上等。



みんなが先に進んだお陰で、人はもういなかった。



私はそのまま3階まで上がり、ひとつだけ扉の開いた教室の前に立った。





樹咲「…まってたぞ。」




誰かとやり合ったのか、少しあざのできた樹咲が、

机からスタンと降りた。



あたしも何人も相手したし、イーブンってとこか。



『サシで待っててくれるなんて、意外と紳士だね。』






樹咲「うるせぇ。お前だけは…イラついて忘れらんねぇよ。」



はいはい。


怒り心頭ね。





『あたしは全く覚えてない。』




樹咲「てめぇ…」





樹咲は机を蹴り飛ばし、教室の後ろのスペースへ移動する。





こいつは鈴蘭のナンバー3。



多分、今まであたしが戦った中で一番強い。



あー、もう先へはいけないかも。


あたしの戦いはここが終盤。



そう、なんとなく頭によぎった。




全神経を集中させる。




樹咲「女だからって手加減しねぇからな。」


『…当たり前。』



樹咲「おらぁっ!!」



樹咲の拳が飛んできて、私はすかさず交わして横っ腹に入れる。


これがすごい速さで、何度も繰り返された。



ものすごく重い。



あたしの拳、何発も当たってるのに、よろける程度で効いてないし。



蹴りしか無理か…



急所に当てられるのを避けながら、

私は足を中心に使って攻めはじめた。





でも、押されまくって、
私はとうとう顔面にに拳を受けてしまい、
机の山に背中から突っ込んだ。




『ぐっ…』



頬骨、折れたかな…


いや、大丈夫だ。


当たる瞬間に、一歩引いてる。




めまいがして、私は鼻血をすすった。

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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです!!続きが気になります、、パスワード教えてほしいです! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります!((o(´∀`)o))ワクワク パスワード教えてください!! (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです!続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります! (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななし | 作成日時:2020年1月9日 0時

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