53話 ページ3
SC「あ、Aちゃん!」
「スンチョル先輩、こんばんは…!」
少し走ったのですぐに息が整わない。
SC「焦って来なくても大丈夫だったのに…。笑」
「スンチョル先輩を待たすと、悪いかなと思いまして…。笑」
SC「部活終わりにちょっと寄ってみたんだ。その…どうしてるかと思って。」
「気にしないでいいですよ、スンチョル先輩だけのせいじゃないので…。」
SC「あいつには、あんな真似もう絶対させないようにする。つっても具体的にどうするかまだ思いついてないんだけど…。」
「ユナさんにあまりきつく言わないでください…。スンチョル先輩のこと、本気で好きなんだと思います。私みたいなのがマネージャーになったから…。」
SC「本気で好きって言われてもな…前に嫌がらせしてたときも、二度と周りに近づくなって言ったし、第一考えられないよ。」
「考えられないって…?」
SC「…俺、好きなやつがいるんだ。」
その言葉を聞いて
心臓が締めつけられるような
そんな感覚がする。
好きな人がいるんだ
それって…
「それって…もしかして、イェウンさん…ですか?」
SC「え…どうして分かったんだ?!」
「やっぱり…そうなんですね。イェウンさんと一緒にいるとき、スンチョル先輩とても楽しそうなんですもん。分かりますよ…。笑」
SC「そんなに分かりやすいのかな…俺。笑」
「顔に書いてあります。笑」
SC「そっか…でも、俺この前フラれたんだよな。」
「えっ…。」
SC「Aちゃんに初めてあった日。俺、気分が最悪だったって話しただろ?あの雨の日に、フラれたんだよ。」
「そうだったんですね…。」
SC「フラれたし諦めなきゃいけない、って頭では分かってるんだけど、上手くいかないもんだよな。」
「それぐらい好きなんですね、イェウンさんのこと。」
SC「…そうなのかもな。」
「……あ、お母さんから連絡が…そろそろ帰りますね。」
SC「あっ…こんな夜に呼び出してごめん!」
「いいえ…!心配してくれてありがとうございました。明日は休みだし、ゆっくりします。じゃあ…!」
SC「うん、またな。」
スンチョル先輩の
辛そうな笑顔を見てるのが
苦しくて嘘をついて離れた。
イェウンさんのことが
本当に好きなんだ…
胸が苦しくて
こみ上げてくる悲しい思いを
抑えきれずに涙が止まらなかった。
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紺碧(プロフ) - みんさん» みんさんコメントありがとうございます!嬉しさのあまり泣きそうなほどです…!ゆっくりではありますが頑張りますので完結までよろしくお願いします! (2019年5月19日 22時) (レス) id: f4c10c3c20 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - この作品大好きです。数ある作品の中で自分的にとても好きです。更新される度にワクワクしながら読んでます。作者様のペースで更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月19日 21時) (レス) id: a59965d549 (このIDを非表示/違反報告)
Couteau_1937 - SEVENTEENはすでに実在していますよね。オリジナルフラグを外してください。 (2019年5月19日 10時) (レス) id: c1b3ac2201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺碧 | 作成日時:2019年5月19日 7時