熱い ページ41
和「良かった…」
あ…やっぱり傷つけてたんだな…
そう思ったのもつかの間、二宮はほっとした顔からニヤリとした表情になる。
な、何だ？
和「じゃ、これが違うってことはもうひとつの理由になりますね。2つ目は、今までなんも気にしてなかったけど告白されて気になってきて、好きになる手前まできて、目を合わせるのも恥ずかしくてできなかったからそらした。」
「んなわけねーだろ！！」
はい。
また俺は二宮の言葉を遮りました。
別に人の話を最後まで聞けないわけじゃない。
二宮が変なことばっか言うからだ。
和「違いますか？それ以外になんかあります？」
「あるだろ！急に告白されてどう接したらいいかわからなくて気まずいとかさ！」
俺は思ってることを素直に言う。
和「…確かに気まずくなりますよね、すみません。少しふざけました。でも、告白しないと何も始まらないと思って。」
二宮はさっきの表情とは打って変わってしんみりとした表情をする。
俺はなんと言えばいいかわからずただ二宮を見つめる。
和「翔せんせ…」
彼が口を開いた瞬間、ガラッとトイレの入口の扉が開く音がした。
やばっと思ったのと同時に、二宮に肩を掴まれ押されて洋式トイレの個室に入れられた。
そのままの勢いでトイレの蓋の上に座る。
二宮も入ってきて後ろ手で鍵を閉める。
…さすが二宮。
冷静で、頭の回転が速い。
俺だったらこんな素早い対応ができない。
慌ててしまう。
和「危なかったですね…」
小声で二宮は言う。
ここは職員トイレなので生徒は立ち入り禁止。
そんなところで先生と生徒が一緒にいるのを見られたらあとあと面倒なことになる。
「そうだね、ありがと。」
俺もまた小声で言うと、二宮は俺を見つめて微笑んだ。
ドキン。
…ん？
なんだ、今のドキンって。
一気に身体中が熱くなる。
まるで体がヒーターになったように。
てか！
トイレの個室に2人も入っているという今の状況。
やばくない！？
しかも二宮は俺の肩を掴んでいて、俺に寄りかかるような体勢。
めっちゃ近い。
それに、今俺は座っているから二宮を見上げている状態だ。
10cmほど身長は違うからいつも見下ろしているのに。
いつもと違う感じで緊張してしまう。
…どの角度から見てもかっこいいんだな…って何考えてんの俺っ//
ジャーーーーー…………
その時、水が流れる音が聞こえた。
手を洗う音がし、扉が閉まる。
良かった、バレなかったみたいだ。
ホッとする。
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ひまわり(プロフ) - 櫻華さん» 初めまして！櫻華さん、わざわざコメントありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ります！ (2020年2月5日 0時) (
レス) id: bc8eab0033 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - 初めまして、櫻華といいます。先生しょさんに押せ押せの生徒にのちゃん。2人ともとても可愛くて応援してます！これからも更新楽しみにしています。 (2020年2月3日 21時) (レス) id: b5fa34e7ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年9月11日 23時
