クラス発表！ ページ2
そう。
恋愛なんて興味がなかった。
まさか俺が初めての恋をし、その人に好きになってもらうために積極的に話しかけたりして、恋愛で一喜一憂することになるなんて、今の俺は想像することもできなかった。
15分ほど歩くと目的地が見えた。
県立山風高等学校。通称やまこー。
そこそこ頭のいい学校だ。俺は学校が近いという理由だけでその高校を受験した。相葉くんはバスケ部が強いという理由で受験したみたい。
頭は悪い方ではないので運良くその学校に合格し、今に至る。
雅「同じクラスだといいねっ★」
相葉くんとは小学生の頃からずっと同じクラスだ。
「高校まで同じクラスだったら仕組まれてるとしか思えないよね、俺ら違うクラスになったことねーじゃん。」
雅「確かに笑 運命みたいだねー」
「なんか新鮮さがないよね、まあ俺は新しい出会いとか期待しないから相葉くんと同じクラスで全然いいんだけど。」
珍しく本音を言ってみると相葉くんは目を見開いた。まさか俺がこんなこと言うと思わなかったのだろう。
雅「あっれー？やけに素直じゃん！もう同じクラスは飽きたとか言われるかと思った！」
アヒャヒャッと笑う相葉くん。
口に出しては言わないけど、この明るい性格にいつも助けられている。一緒にいて楽だし、俺の唯一心を開ける友達だ。
「なんだよ、せっかくホントのこと言ってやったのに。」
雅「へへ、ありがとー俺もニノのこと大好きだよっ★」
「うわ、気持ち悪い。」
雅「ひっどい！！そこは俺も大好きでしょ！」
「はいはい大好きでーす」
雅「棒読み！！」
クラスが貼り出されているところまで歩き、自分の名前を探す。
A組…相葉くんはいない、二宮二宮…いないな。
B組は…相葉くんの名前がある。1番だ。
俺の名前は…高橋、田中、手越、中島、二宮。あった、また相葉くんと同じクラスだ。
雅「すっごい！またニノと同じクラスじゃん笑！！」
「だね。これで10年間同じクラスだよ。」
雅「中々こんなことないよねー」
同じクラスで良かったなんて心の中でホッとしながら(絶対本人には言わないけど)下駄箱で上履きに履き替える。
相葉くんと話しながら2階に上がり1年B組の教室を目指す。
俺は30分後、この教室で一目惚れをすることになる＿＿＿。
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ひまわり(プロフ) - 櫻華さん» 初めまして！櫻華さん、わざわざコメントありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ります！ (2020年2月5日 0時) (
レス) id: bc8eab0033 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - 初めまして、櫻華といいます。先生しょさんに押せ押せの生徒にのちゃん。2人ともとても可愛くて応援してます！これからも更新楽しみにしています。 (2020年2月3日 21時) (レス) id: b5fa34e7ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年9月11日 23時
