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Good morning ページ1

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目が覚めるとそこは知らない部屋だった




昨日社内歓迎会があって
総務課で盛りあがってたところまでははっきりしてる

その後、他の課の同期も集まって
再度乾杯したあたりから記憶があやふや…




どうやらここは寝室で
部屋の感じだと男の人っぽい…?



急いで服を確認すると
下着は着ているけれどズレているし
衣服の乱れがすごくてやばい雰囲気しかしない



もう一度部屋を見回す
シンプルな家具を基調としつつ
飾られている小物のオシャレさがすごい



…まさか

そんな…



1人の人物が浮かんだと同時に部屋の扉が開く



山「あ、起きた?」



予想通りだけど
驚きとショックで言葉が出ない




「え、えぇ、え…やま…だ、」



山「ふっ…めっちゃヤバい顔」



「や、だって…あ、え、っていうか!
服着て!!!」



明らかにお風呂上がりの
髪の濡れと上半身裸の山田



山「その服を取りに来たんですー

…っていうか昨日の事覚えてる?」



「…覚えてない」



山「…だよね〜
覚えてたらこの格好に驚かないよね〜」



山田は軽い感じで話してくるけれど
さっきヤバいと思っていたことが
現実かもしれないと言う事実に冷や汗がとまらない



「き、昨日何したの」



山「ほんとに覚えてないの?」



え?
一瞬真面目な顔に見えたけど
朝日が眩しくて目が眩んだだけかもしれない


だって

「覚えてないよ」

と答えれば


山「あーんなに激しかったのに?」


ヘラヘラした口調のまま




「嘘でしょ…」


この事実はかなりマズイ

普段から顔を合わせれば喧嘩するような仲なのに
体重ねたってこと?



私…ずっと好きだったのに…
好きな人としたのに…覚えてないってこと?


「…最悪」



山「…泣くほど嫌かよ。」



山田の声で我にかえる
頬をうっすらと涙が流れていた



「い、嫌に決まってるじゃない」



山「…お前が悪いんだからな」



そう言い残して着る服を取って
山田は寝室を出て行った



どういうこと…
私が誘ったってこと?


そりゃ好き、大好きだけど
そんな下心はない


大体、もし仮に私の気持ちがバレてるなら
さっきの反応おかしくない?

山田は覚えてるってことは
山田は同意の上ってことであって…





どのくらいの時間考えていたのかはわからないけど
昨日の流れを思い出すことは
答えの出ない問題だと諦めて

とりあえずここを出ることを優先に
身なりを整えた

.→



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裕莉(プロフ) - 相川あゆさん» コメントありがとうございます!亀更新で申し訳ないですが、ラストはある程度早めに書き起こせると思うので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 (2021年8月28日 22時) (レス) id: 8affa1dc54 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 楽しみにしています (2021年8月28日 16時) (レス) id: ea882a5465 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:裕莉 | 作成日時:2021年8月14日 0時

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