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塾長から説明を受けていると、優斗先輩が控え室に戻ってきて、
春瀬ちゃんこっちおいで！と手招きをする。
キッと睨みつけそうになるのを我慢して、大人しく着いていく。
すると、そこに待っていたのは、シンプルにイケメンだった。
シンプルに、めちゃくちゃイケメン。
イケメンで、頭良くて、野球部、
……少女漫画か？
「お待たせ！えっと、この子が那須の新しい担当の、春瀬Aちゃんです」
『は、はは春瀬、A、です。よ、よろしくお願いします』
優斗先輩に紹介され、しどろもどろになって自己紹介。
ぺこりと頭を下げると、ざざっとポケットからマーカーが滑り落ちた。
……うわ、絶対第一印象悪い、鈍臭いやつだと思われた。
恥ずかしさと、情けなさ、緊張、動揺、色んなものが混じって、じわりと涙が滲んでくる。
「那須雄登です、……よろしくお願いしますね、春瀬先生」
俯いてぐっと涙を堪えていると、差し出される那須くんの手のひら。
チラリと表情を窺って、手を握った。
男らしいゴツゴツとした手、まめもいくつかできている。
那須くんの表情と手を交互に見てると、ふと絡まる視線。
綺麗にキュッと上がった口角。
笑ってるはずなのに、なんかちょっと怖くて、
ぴし、と背筋が伸びた。
「俺よりかわいい先生の方がやる気出るでしょ？」
「あぁ、そうですね」
絶対思ってないよ、この子！
だろー？じゃ、ふたりで頑張れよ！、…じゃないよ！優斗先輩！
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清良(プロフ) - お疲れさまでした！！塾シリーズほんと大好きで、伏線というか、みんなの関係性を統一するのって大変だと思うのですが、綺麗に書かれていてすごいな、かっこいいなと思いました！Twitterやってないので、ひっそりと応援してます！ (2019年6月23日 8時) (
レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年5月18日 22時
