Story15 ページ15
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___初めての授業から、那須くんとの攻防戦は始まり、遂に今日は四回戦。
「これは？」
『へへ、那須くん残念、それは予習済です』
一瞬も迷いもせずにホワイトボードに文字を埋めていく。
きっと負けず嫌いの那須くんはちょっと悔しそうな顔をしてるんだろうけど、
『っ、！』
「ん？どうかしました？」
ちらりと那須くんの方に視線をやると、じっと、でも柔らかく微笑みながら私の方を見ていた。
エッ、那須くんこんな表情するの？！
『な、なんでも』
「ふーん、あ、質問いいですか？」
『ど、どうぞ？』
「春瀬先生って、」
彼氏いるんですか？と突然の恋愛トークに、文字がぐちゃぐちゃっと歪む、
な、なに急に！
「すっごい動揺してますね、……てことは、いるんだ」
『い、いないけど！』
「じゃあ、好きな人は？」
『それも……、いない』
ちょっとだけ考えたけれど、今現在好きな人はいなかった。
それどころじゃない、必修科目とここのバイトにヒィヒィ言わされてるもん。
「え、いるんですか？」
『いないって言ったよね？！』
少しの間をいると勘違いした那須くんはニヤリと口角を上げて、新しいオモチャを見つけた子供のように笑った。
……ほんとに、いないのに、な？
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清良(プロフ) - お疲れさまでした！！塾シリーズほんと大好きで、伏線というか、みんなの関係性を統一するのって大変だと思うのですが、綺麗に書かれていてすごいな、かっこいいなと思いました！Twitterやってないので、ひっそりと応援してます！ (2019年6月23日 8時) (
レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年5月18日 22時
