9話 ページ10
？？？「例えば？」
例えば・・・
貴『鬼は藤の花が嫌いだ。
藤の花を庭にでも玄関にも、部屋にも置いとけばいい。
それさえも出来ないのなら、対策不足なのだろう。
鬼狩りは人が喰われる前に助けてくれるか？
違う、誰かが犠牲になってから来るんだ。
今回だってそうだ。
お前の能力でやったことで、情報が入りこっちに来る。
俺は、それは間違いだとも思っている。
誰かが犠牲になる前に助けるのが、鬼狩りじゃないのか？
一般市民を守っているにも関わらず、自分達が守っているとマウントをとりたいだけだ。
鬼狩りの連中は、鬼がいたら速攻で切るんだろうな。
善用な鬼がいようとも、鬼だから切る。
俺は、その考えが分からない。
善用な鬼はいる。
人間を喰い、力を得たがその対価として人間としての本質を忘れていく鬼もいる。
だが、後からでも気づくことが出来る。
それを正してやるのが大事だ』
コイツは、何を思って聞いてるんだろうな。
？？？「名前は？」
貴『Aだ』
？？？「僕は魘夢。
さっきの言葉は本当？」
貴『ああ』
魘夢「そっか・・・」
貴『お前、俺とこい』
魘夢「え？」
貴『お前にも幸せになる権利があるからな』
そういえば、こいつの目に文字が刻まれてるな・・・。
累の時もそうだったが、今はないからな・・・。
魘夢「でも・・・」
貴『大丈夫だ。
言い訳なら何度でも聞いてやる。
お前も幸せになっていいんだ・・・』
魘夢「・・・(泣)
ありがとう・・・。
A様」
やはり鬼は、孤独だ・・・。
それを支えてくれるやつが大事なんだ・・・。
魘夢も累も俺が支えていく・・・。
コイツらは誰にも渡さない。
幸せな日々を壊すやつは容赦はしない・・・。
貴『さ、帰るぞ。
魘夢』
魘夢「はい！A様！！」
そーいうことで、降りてきたんだが・・・
「大丈夫だったかい！！！？」
「無事でよかったよ・・・。
他の人も目が覚めたみたいだしね。
良かった良かった」
「まだ、寝てたいって言う奴もいたけどね。
まあ、感謝しかないよね。
寝させてくれたやつには」
魘夢「え？どうして？」
「おや、初見だね。
今回の人達はね。
眠りたくても寝れない不眠の人が多かったんだよ。
親も心配してたみたいでね。
良かったよ」
「もしかして、君かな？
ありがとう」
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流星 - とても面白くてウルッと来る作品で最初からずっと食い入るように読んでました！！続編楽しみに待ってます！ (2023年5月1日 17時) (
レス) @page50 id: 650a6b2ab9 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年9月18日 17時) (レス) @page50 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
もちを愛す者 - あらやだ!!BLじゃないの~!(オカマ)お姉さん大好物よ~!← (2020年8月7日 4時) (レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
炭 - この作品とても面白いですね、最高です^ - ^ 続き楽しみにしてます 更新頑張って下さい、応援してます(^-^) (2020年5月7日 1時) (レス) id: ffca10f92f (このIDを非表示/違反報告)
イロナツ(プロフ) - たっ、炭治郎!？お前、それはBL展開に成るからやめろ！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月蝶ルーナ | 作成日時：2020年4月11日 16時
