6-47 ページ48
勘右衛門『いや、まぁ、確かに警戒心を持てという話ではあるんだけど…さすがに潮江先輩とその男とじゃ話が違うっていうか。行きつく先は同じなんだけど、うーん…なんて言えば伝わるかなぁ』
「…2人きりじゃなければ良い？それなら、三木ヱ門にもお手伝いしてもらうのは？それで作業時間も夕食後から亥の刻までにする。これならどう？」
帳簿付けの手伝いを諦めるという選択肢は優しい彼女にはないのだろう。
妥協案を三郎に対して述べるが、それでもすぐに頷かない彼を見てしゅんとした子犬のような表情を浮かべながら彼を見上げるA。
「…それでもだめ？」
三郎『ぐ…わ、分かった。それでいいよ。今後は(夜に)異性と2人きりで(部屋で)過ごすのは禁止だからな。いいな？』
その無意識の上目遣いにいろいろと思うことはあるのだが三郎も押し黙る。
しかし一応念は押しておかないと彼女のことだ、直ぐに同じ過ちを繰り返すだろう。
「分かった！…と、なると今日の学園長先生のお使いも喜八郎と2人きりだったからそれもダメだよね。今度からは私一人で行くよ」
三郎『違うそうじゃない！』
「えぇ！？何が違うの？！」
兵助『あー…知らない男の人と過ごすのはダメだよっていうことかな。…三郎も今はこれで良しとしとこう』
三郎『…まぁ、そうだな。そういうことにしといてやる』
しっかり者のくせにそういうところに関してはどこか抜けている彼女を今はそっと見守ることしか出来ないと悟った彼ら。
三郎は片眉を下げ困ったように笑みを浮かべ彼女を見る。
そんな三郎を不思議そうな顔で見つめる彼女はとても可愛らしいので全てを許してしまいそうだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りっか(プロフ) - のんさんさん» いやーー！！www 嬉しいけど恥ずかしいw 文次郎もやっぱ直ぐ顔真っ赤にしそうw女の子慣れして無さそうだもんなぁ、鍛錬馬鹿だから(笑)好きって言われて私も嬉しい好き(違う) (2022年12月4日 21時) (
レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - 1からまた見てるんだけどヤバい文次郎の扱いめっちゃ面白すぎるww 43〜4とかww留三郎のくだりめっちゃ好きww (2022年12月4日 19時) (レス) @page45 id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - あいさん» 待っていただきありがとうございます(*´∇`*)ありきたりな平凡回ですけど夢主様を愛する気持ちは負けていないと思うのでどうぞ最後までお楽しみください♡ (2022年2月7日 15時) (レス) @page39 id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 今回もお話し待ってました！！ 夢主愛され最高💕 続き待ってますね (2022年2月7日 10時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - あいさん» 最高の褒め言葉ありがとうございます(*´∇`*)私も毎日どうやったら忍たまの世界に行けるかどうか悩んでます(大真面目)まぁ、行ったところでこんなに愛される訳が無いんですけど夢くらい見たいですよね！！w 推しに会うだけでも良いですもんね！！これからも頑張ります！ (2022年2月5日 18時) (レス) id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りっか | 作成日時：2022年2月1日 20時
