【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その６(春編)

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タカ丸『…って言ってたんだよね〜』

留三郎『ち、ちょっと待て。もしかしてその手紙の相手というのは助けて貰った人のことか？』

伊作『だとすると…高確率で男性じゃないかな。この手ぬぐいも女性が使いそうなものではないし』

長次『…Aはその人からの手紙をずっと待っている。加えて早く会いたいから浮かない顔をしているのか』

三郎『浮かない顔をしている、というのはあくまで私たちがそういうふうに見えているだけであって本当は…』

タカ丸『恋する乙女の顔、なのかな〜って思っちゃうよね』

タカ丸の一言にピシャーーン！！とその場に雷が落ちた。
その場にいた面々はそれ程の衝撃を受けたのだ。

しんベヱ『…A先輩、もしその人と祝言したら忍術学園辞めちゃうのかな？』

しんベヱが何気なく発した言葉がみんなに更に追い打ちを掛ける。
…祝言なんてとても飛躍していると思うが。

乱太郎『な、何言ってるの、しんベヱ…A先輩に限ってそんなこと…』

兵助『いや、でも…しんベヱの言うことは有り得なくもない。一般の人に忍術学園のことは知られてはならないし、この仕事は続けられないだろう』

誰もが『嫌だ』と思ってはいるのだがそれを口にしないのはAの本当の幸せを願っているからこそだ。
彼女が望むのであれば自分たちはそれを応援してやるしか出来ない。
しかしやはり嫌なものは嫌なのでどうしようかとみんなで腕を組み考えている。

文次郎『あ？なんだなんだぁ？みんなしてこんなところで険しい顔して腕なんか組んで…何かあったのか？』

団蔵『乱太郎、きり丸、しんベヱまで…どうしたの？』

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