【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その６(春編)

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乱太郎『今日もいい天気〜！』

きり丸『絶好の小銭拾い日和〜！アヒャアヒャ！』

しんベヱ『絶好のピクニック日和〜！お弁当楽しみ〜！ジュルリ』

伝七『乱太郎、きり丸、しんベヱ！』

左吉『僕たちピクニックに来たんじゃないんだぞ！』

伏木蔵『みんなできのこ採りなんて…すっごくスリル〜…』

平太『うぅ…でも、こんな道来たことないよ〜…』

とある日。私は今、乱きりしんの3人組とい組の伝七くん左吉くん、ろ組の伏木蔵くん平太くんの8人で裏々山に来ています。
何故かと言うと、食堂のおばちゃんに頼まれてきのこを採り来たのです。
私はまだ道に詳しくないから、行ったことがあると言う彼らに任せて道を進んでいた。先頭を行くのは乱きりしんの3人組。ズンズンズンズン進んで行くのでい組の2人の制する声も虚しく…

「…絶対迷ってるでしょ」

先程から同じ道をぐるぐるグルグル何回も行き来しているのです。
そして現実逃避をする冒頭の会話になります。

伝七『あ〜…こうなる事は分かっていたはずなのに何でこいつらの言うことを聞いてしまったんだ…』

伝七くんは両手で頭を抱え唸る。
そのことを強く否定できない自分がいる。
食堂のおばちゃんに地図を書いてもらうべきだったなぁ。私も油断してた。
一度行ったことがあるなら分かるはずだろうって油断してた…きっとこれがお約束ってやつなんだろうな。

きり丸『なんだよ、伝七。俺ら別に迷ってなんかないぞ』

伝七『この状況でよく迷ってないとか言えるよな…本当には組は脳内お花畑なんだから』

しんベヱ『あ、またぼくたちは組をバカにした。今回は本当に迷ってないんだから！ほら、この地図の通りちゃーんと歩いてきてるんだからね！』

そう言って自信満々に地図を取り出すしんベヱくん。

左吉『地図があるなら先に言えよ！』

「しんベヱくん、その地図貸してもらえる？」

しんベヱくんから地図を貰うと、左右から伝七くんと左吉くんも覗き込むようにして地図を見る。

伝七『…これ、何？』

しんベヱ『だから〜地図だってば』

左吉『…これが？』

手元の地図…らしきものを見つめ、伝七くんと左吉くんは顔を顰める。私も同じく眉間に皺を寄せてその地図らしきものをじっと見つめた。
かろうじて分かるのは忍術学園ときのこが採れる場所。あとは線が忍術学園からきのこが採れる場所まで真っ直ぐに描かれているだけで目印なんかない。…嫌な予感するなぁ。

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