【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その15(夏編)

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伊作『暫くは安静にって言っただろう？体調が優れない時くらい甘えて良いんだよ。はい、口を開けて？』

甘える甘えないどうこうの前にこの行為自体が恥ずかしいということをお分かりではないのかな？？
こういう時はいくら嫌だと言ったところで聞いて貰えないのが目に見えて分かっているから、素直に言うことを聞いておこう。
そう思うとゆっくりと口を開けて差し出された雑炊を口に入れる。

ふんわりと香る鰹出汁と卵の風味が鼻を抜け、疲れた私の体に染み込んでいくような気がした。

「ん〜…っま！やっぱりおばちゃんのご飯は美味し〜」

お昼から何も食べていないから特にそう感じるのかもしれない。お腹を空かせて食べるのが最高の調味料とはよく言ったものだ。

伊作『それは良かった。食堂のおばちゃんに頼んでおいて正解だったな』

そう言えば、伊作くん医務室まで無事に雑炊を持って来れていたみたいだけどよく転んだりしなかったなぁ。普段の彼なら絶対転んだり、足を踏み外したりしてる筈なのに。もしかして誰かに運んで来て貰ったとか…うーん、まぁ、さすがにそれは無いかなぁ。例えそうだとしてもその人が不運に巻き込まれるだろうし。

伊作『Aさん？どうかしたのかい？』

「ん？！う、ううん、何でもないよ」

ま、伊作くんもずっと不運って訳じゃないだろうしね。
その頃、廊下では傷だらけの留三郎が居ることをこの時のAはまだ知らない。




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6年生VS5年生の話ではあるけど、そろそろ◎を外してもいいかな〜なんて思いながらもとりあえず次の話に行くまではこのまま◎の記号を付けさせて頂きます。
あと、時間が空いたせいで話が合わない所が多々見受けられると思うのですが、後々訂正していくつもりですのでご了承くださいませ。申し訳ありません。

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