【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その14(夏編)

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「何でヘムヘムが落ちるの〜？！私が落ちたいのにぃ〜！！」

雷蔵『私が落ちたいのにって…どういうこと？』

きり丸『そのまんまの意味だと思いますよ』

乱太郎『はぁ〜…助かった…不破先輩ありがとうございます…』

ヘムヘムが落ちたということはもっと手前に落とし穴があるのかもしれない。しかしもう引き返すことが出来ないAは落とし穴を探しながらひたすら前に進む。
そうこうしているうちに他の上級生もここに辿り着いてしまったようだ。

小平太『見つけたぞ！』

仙蔵『やはりここに居たか』

「ぎゃーーー！！まだ来なくていい！！」

獲物を見つけた時の獣のような目付きでAを見る彼らに彼女は化け物を見たのかというくらいの大声で叫び半泣きになる。

三郎『雷蔵！』

八左ヱ門『あれ、ヘムヘムは？』

雷蔵『えっと、あそこの落とし穴…』

ヘムヘム『へムゥ〜…！』

伊作『た、大変だ！怪我をしているかもしれない、助けないと…！』

落とし穴から弱々しい返事が返ってくると、伊作が大慌てでヘムヘムの元に駆け寄ろうとする。

留三郎『あ、伊作、待て！』

伊作に止まるよう促しながら後を追う留三郎。

伊作『え…っ、うわぁぁあぁああああ？！』

留三郎『うおぉおおおぉおおぉぉぉお？！』

勘右衛門『のわぁぁああぁあぁああああ？！』

案の定、伊作が落とし穴に落ちました。そして留三郎の足首を掴んで、留三郎が勘右衛門の足首を掴んで落とし穴に宙ぶらりん。

勘右衛門『だ、だから僕を不運に巻き込まないでくださいよ〜！』

兵助『か、勘右衛門！大丈夫かい？！』

文次郎『じゃあな、留三郎！先に行ってるぞ！』

長次『…もそ』

そんな彼らを他所に他の上級生はAの元へ急ぐ。先を越された留三郎は勘右衛門に無茶難題を言うのでした。

留三郎『あ？！おい、尾浜！文次郎の足を掴め！！』

勘右衛門『無茶言わないでください！！』

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