【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その14(夏編)

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伊作『うん、見つけたのはAさんの手ぬぐい』

三郎『それから頭巾です』

伊作、三郎がそれぞれ見つけたAの私物を全員に見せた。
はい、ここで一つの疑問が浮上します。3つの道に分かれて捜索していた彼らが一つの道に集まりました。しかし、しんベヱの居るここにはおそらくAは居ません。しんベヱは素直ですので隠し通せる訳が無いんです。ということはAはどこに？

兵助『…ところで、雷蔵とヘムヘムは？』

八左ヱ門『え？一緒に来ているはずだけど…って、あれ？』

勘右衛門『三郎〜雷蔵のこときちんと見てないと駄目だろ〜』

三郎『あ〜いや〜悪い悪い…って、なぜ私だけが責められなきゃいけないんだ』

長次『…雷蔵とヘムヘムもそうだが、乱太郎ときり丸の姿もない』

小平太『そう言えばいないな。迷子になったか？』

伊作『というより、乱太郎ときり丸って僕たちと一緒にここまで来ていたかな。小平太たちと合流してからは見ていない気がするんだけど…』

伊作の言葉を最後に、その場にいる全員がハッとした表情を浮かべる。

留三郎『…まさか！』

仙蔵『そのまさかだろうな。急げ、お前たちが来た道を戻るぞ』

兵助『俺たちも行こう！雷蔵はきっと乱太郎ときり丸の後を追っているはずだ！』

しんベヱ『あ〜ん！先輩たち置いて行かないでぇ〜！』

勘右衛門『あぁ、そうだった…しんベヱはそこで待ってろ！終わったら迎えに来てやるから！』

手裏剣をしんベヱが捕獲されている網に向かって投げた勘右衛門。しんベヱが外に出たことを確認すると動かないように指示をしたあと自分も森の中へ消えて行く。

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