【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その13(夏編)

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仙蔵『しかしそう考えるとAの怖いものや苦手とするものが全く検討つかん』

長次『…生物委員会の手伝いもしているから虫は平気だろう』

小平太『毛虫とかムカデもか？』

「うん、平気。毛虫は触ると駄目だから触らないけど、ムカデは素手で殺れる」

ムカデは昔、田舎のおじいちゃんの家で寝ている時に腕を咬まれた時から大敵。見かけたから直ぐ殺れる。安眠妨害許さん。

伊作『素手…Aさん、危ないからムカデを倒す時も素手はやめて欲しいかな…』

伊作くんが苦笑いを浮かべながら私に告げた言葉に、普通の女の子は素手でムカデを殺るなんてことはないという意味合いが含まれているようで少し恥ずかしくなった。

「え、あ、ご、ごめん…気をつけたいけど、反射的に手が伸びちゃうからその時はごめん…」

留三郎『あー雷は？苦手な奴もいるだろ？』

「雷は全然。むしろ落雷が見れた時は興奮するよね！」

文次郎『食べ物で苦手なものは？』

「ない。全部好き。私が食べるの大好きって知ってるでしょ〜？」

小平太『ここまで苦手なものがない女子は初めて見たぞ。くの一教室だとそうはいかん。虫を見ただけで騒ぎ出すからな』

大木『良いじゃないか！Aは農家に向いているな。どうだ、忍術学園を辞めて私と一緒に農業をするというのは』

6年生『だから駄目ですってば！』

大木『なんじゃ、お前らはさっきから…減るもんでもないし少しくらい良いじゃないか』

仙蔵『Aは一人しか居ないのだから減るに決まっているじゃありませんか…』

大木『ケチ臭い男はモテないぞ〜』

仙蔵『人の話を聞いていましたか？』

小平太『でも苦手なものはないことはないんだろ？』

「ん？うん、まぁ…」

言ってないしバレてないだけでちゃんとあります。でも別に苦手なものって言わなくても良くない？偶然知られた〜ってなら話は別だけど。
なんて呑気に考えていると小平太がとんでもないことを言い出した。

小平太『よし、じゃあ私が一番最初にAの苦手なものを見つける！』

「へぁ？」

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