【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その13(夏編)

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巻き込まれたくないなぁ…なんて思っていると、タカ丸くんが私の目の前に現れ眉を下げながら心配そうに顔を覗き込んでくる。

タカ丸『Aちゃん、気を付けてね。無理だけは絶対にしないこと』

「うん！大きな怪我だけはしないように努力する！」

小さな怪我は絶対にする確率120%なのでそれは許して欲しいです。

喜八郎『というか、何で両手首に紐をつけないんですか？(それじゃ、首に触れてくださいって言っているようなものなのに…)』

不満げに私の首元にある紐を指差している喜八郎に首を傾げた。

「え…首の方が触れたくないかなって思って。それに首の方が取られにくそうじゃない？」

喜八郎『そうかもしれないですけど…(そもそもAさんが宝物っていう時点で許せない。庵付近を落とし穴だらけにしてやる)』

喜八郎の考えていることなんて知らない私は、少し元気を貰おうと守一郎の方を向く。

「守一郎、私も守一郎みたいに熱血で頑張ってくるね！あ、熱いケツのことじゃないよ？」

守一郎『熱血…熱いケツ…ブッ！ぶわっはっはっはは！！』

「よし、元気もらった！時間があるうちに逃げたいからそろそろ行くね、みんなありがとう！」

虎若『A姉ちゃんってわりと先輩たちで遊ぶよね…』

喜八郎『あ、そうだ。大事なことを言い忘れてました。Aさん耳を貸してください』

「ん？うん…」

言われた通りに喜八郎に耳を近付ける。すると彼は『まだ誰にも言っていないので内緒にしておいてくださいね』と言って私に秘密のアドバイスをしてくれた。

三治郎『それじゃあ、Aお姉ちゃんと乱太郎たちは部屋の真ん中に集まって〜』

喜八郎のアドバイスを聞き終わると彼に小さく「ありがとう」と伝え三治郎くんに言われた通りに部屋の真ん中に集まる。すると天井から何やら縄が垂れてきた。
あれ…これってまさか…

三治郎『頑張ってね！えい！』

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