【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その11(夏編)

11-48(2023/01/28訂正) ページ49

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「…あの、利吉くん？」

利吉『なんだ？』

「もう、忘れ物も取ったし…そろそろ離して欲しいんだけど…？」

利吉『このままの方が安全だと思うが？君は夜目が効かないから転ぶと危険だ』

「だ、大丈夫だよ〜…今日は月明かりがあるし」

利吉『ま、たまには良いじゃないか。それよりさっきは危ないところだったな。君は分かりやすいから見ているこちらが肝を冷やすよ』

「え、そ、そんなに分かりやすい？どうしよう…バレちゃったかな〜…」

利吉『今のところは大丈夫だと思うけど、バレるのも時間の問題だろう。あとどのくらいかかりそうなんだい？』

「う〜ん…明日の夜には大丈夫だと思う。利吉くんと先生方にも手助けしてもらってるから。本当にありがとう」

利吉『どういたしまして。Aの手助けが出来るならなんだってするよ。それに父上から最近Aの様子がおかしいと相談されてね。私もおかしいと感じていたところだったからタイミングが良かったよ』

「えっ！山田先生がそんなこと仰ってたの？！それはなんと言うか…すみません…」

利吉『君が寝不足で倒れる前で良かったよ。そういうことを考えるのも良いけど、自分の体調も少しは気にするように。良いね？』

「はぁい…」

利吉『(気にしているのは私だけではなく、彼らも同様なんだけどね)』



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