【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その11(夏編)

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鹿之介『人を馬鹿にするのもいい加減にしろ！』

「はぁ？！馬鹿にしてんのはあんたの方でしょ！さっきの言葉取り消しなさいよ！」


なんで私と彼が言い争いを始めているかというと、遡ること一時間前ーーーーー…


「今日に限って事務の仕事多いんだから…！」

あのあと、昼食を取り少し休憩をした私たちは再び事務の仕事に取り組んでいた。
急な来客、文具類の点検修理及び発注、庭木の剪定に残った各所の掃除…挙げればキリがない。
優秀な助っ人がいるのだが、手が回らないのが現状だ。何せ私も事務員になってまだ数ヶ月しか経っていないので出来るものと出来ないものがある。失敗ばかりしているとはいえやはり小松田さんが居ないと…と既に彼が恋しい。加えて吉野先生も不在なのだから辛い。

鹿之介『これを学園長先生に持って行くんだろ？僕が行って来るからお前は雑用をしていろ』

何でゴミの分別をするって言ってんのにその書類持ってきてんの。

「…あのさ、仕事をしてくれてるのはほんっとうに有難いんだけど、何で学園長先生に関係のある仕事ばっかりを選んでしているの？それに、さっき出茂くんに頼んで断られたゴミの分別だって立派な事務の仕事なんだけど。雑用って言わないでくれる？」

鹿之介『ゴミの分別は雑用だろ。それのどこが事務の仕事なんだ？』

「事務の仕事って言うのは学園のみんなが気持ちよく過ごせるようにするのが大前提にあるんだよ。机に座って書類の整理や、各所の点検と修補及び整備とかだけじゃないくらい出茂くんなら分かってるはずだよね。それなのにどうして雑用、雑用って…そんなに先生方に気に入られて事務員になりたいの？」

鹿之介『へっぽこな小松田より優秀な僕が忍術学園の事務員になれば先生方もお喜びになるだろ？』

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