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お風呂場に着くと、伊作くんから貰った木札を入口に掛け中に入る。念の為、私の名前が書いてある方を表にして掛けておいた。
脱衣場で服を脱ぎ、綺麗に畳んで籠に入れる。誰も入っては来ないと思うが念の為に持ってきておいた手ぬぐいを服の上に掛けておく。見られたくはないしね。
もう1枚の手ぬぐいを手に持ち浴室へ入り、先に身体と頭を洗い、髪を纏め上げ、湯が張ってある浴槽へ浸かる。
「ふぅ〜…きもちー…」
天井を見つめ、一息つく。
今日は色んなことがありすぎて思っていたより疲れが溜まっていたみたいだ。気を抜くと眠気に襲われる。
「…私、元いた所に帰れるのかな」
ポツリ、と呟く。
しかしその声は誰にも届くことなく消えていった。
「…そろそろ上がろ」
長居すると他の人たちが入るのが遅くなってしまう。そう思い浴槽から出て、浴室内で身体を拭き、そのまま脱衣所へ。服の上に掛けていた手ぬぐいを手に取った時、廊下の方から足音らしき物が聞こえてきた。
…ん？こっちに向かってきてない？それにこの音走ってるよね？！
？『いけいけどんどーん！！』
「っ、は？！いや、ちょ、待っ…！！！！」
私の静止の声も虚しく、勢いよく開いた扉。
それとほぼ同時に持っていた手ぬぐいで身体を隠すがもう遅い。
扉を開けた男の子は、私を視界に捉えるとなんの躊躇いもなく近づいてきた。
？『お！先客がいたのか！…ん？事務員のAじゃないか！』
「……き」
？『ん？』
「きゃぁぁああぁああああぁあ！！！！！出てけ、出てけーーーー！！！！！」
？『おおっと、悪い悪い！』
なりふり構わず近くにあった物を手当り次第投げつける。しかしそれを器用に避ける深緑色の忍び装束を着た男の子。何故か楽しそうに笑いながら次は何が飛んでくるのかちょっとわくわくしているような気がした。
なんでもいいから早く出てけよ！！！！
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りっか(プロフ) - 住人さん» ようそこ沼へ！！！！大歓迎です♡嬉しいお言葉ありがとうございます！！！！ぼちぼちになりますが頑張りますのでよろしくお願い致します！！！！ (2023年2月18日 9時) (
レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
住人 - 最近沼に落ちてきました。しばらくここでお世話になります！これから猛スピードで最新話に追いつくので更新頑張ってください!! (2023年2月15日 22時) (レス) id: c00a4cd404 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - スイちゃんの姉貴的存在のご友人さん» うぎゃ！！ありがとうございます！その一言がとても嬉しいです(；；) (2023年1月24日 13時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 良き (2023年1月20日 21時) (レス) @page5 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 銀蘭さん» ぎゃあああああああああ！！ありがとうございますううううう( ´:ω:` )ありきたりな設定でほんっと申し訳ない思いもありつつ私の妄想に付き合って頂いて…これを励みに頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします！！！！！ (2022年1月23日 3時) (レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2021年12月17日 16時
