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名乗った覚えがない。
それなのに、私の名前を知っていた学園長。
思わず疑問に思ったことを口にしてしまった。すると、学園長は今まで閉じていた目をスっと開け私をしっかりと見据える。
…学園長ってこんなキャラだった？もっとおバカっていうかなんていうか…ハチャメチャじいさんのイメージがあったんだけど。
学園長『何やら失礼なことを考えてはおらんか？』
何で分かった？！
学園長『…まぁ、よい。言わずとも分かるんじゃ。わしにはな。…遠い昔、君と同じ境遇の女子がこの学園におったんじゃ。こことは違う世界…そうじゃのう、異世界とでも言った方が良いか。その子はとうきょうから来たと言っておったが、お主もそうじゃろ？』
「あ…え、と…そうです。私も東京という所から来ました。というより…気づいたらいたという方が正しくて…。あの、学園長先生は変な事言ってるなとか思わないんですか…？」
学園長『相術といって、忍者は顔を見ただけで相手の性格が分かるんじゃ。あの子も嘘をついてるとは思えんかった。当然、お主もな』
なんてこった。さすがは忍術学園の学園長。伊達にトップじゃないってことか。
少し緊張が解れたのか、話が通じる…今から私が言うことも分かってもらえるかもしれないという期待から肩の力が抜けた。
「あの、その人って今は…？」
1番気にかかる事を率直に聞いてみた。
私の思いが伝わったのか、学園長は柔らかく微笑む。
学園長『そう心配するでない。元いた場所には戻れんかったが、今は町娘として幸せに暮らしとる。確か…子供もおったはずじゃ』
心底ホッとした。私の偏見で、どっかに売られたとか盗賊とかに攫われたとかそんなこと考えてた…結婚されて子供もいて幸せなんだ。
それならたぶん私も酷い扱いはされないかな。
学園長『そこでじゃな、Aくん。お主は行く所も住む所もないじゃろうからここに住むといい。もちろん、いつまででも居てくれて構わんぞ。元いた場所に帰れるまで、自立出来るまで…期限は無制限じゃ！その方がお主も安心できるじゃろ』
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りっか(プロフ) - 住人さん» ようそこ沼へ！！！！大歓迎です♡嬉しいお言葉ありがとうございます！！！！ぼちぼちになりますが頑張りますのでよろしくお願い致します！！！！ (2023年2月18日 9時) (
レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
住人 - 最近沼に落ちてきました。しばらくここでお世話になります！これから猛スピードで最新話に追いつくので更新頑張ってください!! (2023年2月15日 22時) (レス) id: c00a4cd404 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - スイちゃんの姉貴的存在のご友人さん» うぎゃ！！ありがとうございます！その一言がとても嬉しいです(；；) (2023年1月24日 13時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 良き (2023年1月20日 21時) (レス) @page5 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 銀蘭さん» ぎゃあああああああああ！！ありがとうございますううううう( ´:ω:` )ありきたりな設定でほんっと申し訳ない思いもありつつ私の妄想に付き合って頂いて…これを励みに頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします！！！！！ (2022年1月23日 3時) (レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2021年12月17日 16時
