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降「もしかして、あの時の…。」
『やっと気付いたか。私は初めて会った時から気付いていたぞ。』
降「世良さんを見た時既視感はありました。……まさかあの時の方でしたか。ヒロ…諸伏の公開プロポーズで黒髪に緑眼の男の子と茶髪茶目の男の子に睨まれた記憶がありますね。」
『私の弟達だな。……待て、今ヒロ君の名字はなんと言ったか?』
降「え?諸伏ですけど。」
諸伏、その名字に尊敬する兄貴分である先輩が脳裏に浮かび上がる。
そう言えば、諸伏先輩には6つ年下の東都にいる弟がいたはずだ。
諸伏と言う名字はそう多くない。
そうなると可能性は一つだけ。
『……ヒロ君には6つ年上の兄がいるか?』
降「はい、いますね。」
ふむ、世界とは狭いものだな。
『まさか兄弟二人共と関わっていたとはな。ヒロ君とはあの時がそうだし、兄の方は大学の先輩でお世話になったからな。』
降「……世界は狭いですね。」
やっぱり降谷君も同じことを考えるか。
その時、個室がノックされマスターが入ってくる。
マ「お待たせ致しました。」
『いや、丁度良いタイミングです。ありがとうございます。』
彼は注文した物を置くと颯爽と行ってしまった。
まぁそれがありがたいのだがな。
『では、乾杯。お疲れ様。』
降「はい、お疲れ様です。」
そして二人してカナディアンを呷る。
カナディアンは嫌いじゃないが私としてはもう少し甘味のある方が好きだ。
『どうだい?カナディアンのお味は。』
降「飲みやすいですね。癖も少ないですし。」
『昔はかなり劣悪な蒸留酒で「One day whiskey」とまで言われていたのだがな。今では厳しい審査の元で作られているから飲みやすくて美味しいものが多いらしいぞ。』
降「詳しいですね。」
『潜入するにあたってな。少し勉強したさ。』
逆に組織について分かっていることは黒ずくめであることとコードネームが酒と言うこと、多国籍で国際的に展開していることくらいしかなかったからな。
『……降谷君にはカナディアンは似合わないな。』
降「そうなんですか?」
『似合うとしたら……bourbonだな。もし組織に潜入することがあったらコードネームはそれだな。』
ま、それがないことを祈るしかないな。
わざわざ後輩をこんな危険で苦しいことに巻き込ませたくない。
余計に、真面目な彼だから。
降「………私に、潜入捜査を任せる案が出ているそうです。」
あえて誤魔化されたそれに察せざる終えなかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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西 - この方角に福があるはずです
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未零 ♪mirei♪ - 眠り姫さん» 確かに♡めちゃくちゃかわいい♡すみません。作者でもないのに口出しして。 (2022年12月4日 21時) (レス) @page36 id: 18a46fedc8 (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫 - 降谷君可愛い〜(* ´ ▽ ` *) (2021年4月24日 15時) (レス) id: ce85d7e1fd (このIDを非表示/違反報告)
まな - 宮野家の長女という作品にとても似ていると感じたのですが気の所為でしょうか?諸伏警部の発言などが全く一緒だと思うのですが... (2021年2月16日 16時) (レス) id: 3a9a0fbb9b (このIDを非表示/違反報告)
月切 蛍(プロフ) - とっても素敵な作品です。無理しない程度に頑張ってください! (2021年2月16日 9時) (レス) id: 34c99d5432 (このIDを非表示/違反報告)
nrsstkk(プロフ) - 犬猫さん» コメありがとうございます!そう思って頂けて嬉しいです!応援ありがとうございます!更新頑張りますね!(о´∀`о) (2020年8月18日 0時) (レス) id: ded1c747a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンゴっ子 | 作成日時:2020年6月26日 7時