狐少女は知っている

自業自得 ページ21

貴方side

しかし､

若武「ダメだ｡｣

そう言って和臣は､男の子らしいほおをゆがめ片目を少し細めた｡

若武「保険は親が管理してる｡秀明には乗ってっちゃいけないって言われてるんだ｡｣
　 「それを無視したんだから､今さら盗られたなんて言いだせねーよ｡メンツってもんがある｡｣

きっぱりと言いきってから、うめくようにつけ加えた。

若武「それに､このことがバレたら､こづかいが無期限ストップだ…」
　 「いくら新しいチャリが来ても､こづかいがないんじゃ動きがとれん｡｣

え〜

そんなの...

貴方「自業自得じゃん｡｣

小さな声で言ったのに聞こえてたみたいで...

若武「なんか言ったか？胡桃｡」

うっわ､地獄耳

すると黒木が､からかうように笑った｡

黒木「まあまあ､それよりチャリか､こづかいか､それが問題だ｡｣

とたん､和彦が思いだしたように口をひらいた。

小塚「若武､オレのＤＶＤ､返せよ｡先月貸しただろ､『アニメ・ハムレット』｡」

わーお､すっごい借りてますね〜､若武くん｡

和典の弱点？→←現実を見ろ！

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

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