もっと僕を頼ってよ (ページ13) - 小説

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「もしもし」

真冬「っ！！やっとでた！もう、どうしたの！？大丈夫！？何かあったの！？」

と、焦った様子で聞いてくる。

「いや、ごめんね。先生に雑用頼まれちゃって、それで遅くなったの。今から帰るね。」

笑いながら返すと、

「……わかった。近くのコンビニまで迎えに行くから、そこまで来て。」

と少し不機嫌な声が聞こえて、電話が切れた。

……怒ってた？

うそ、なんで。私、怒らせるようなことしちゃった？

そんな考えが頭の中をぐるぐると回る。

嫌われたくない。もっといい子にならないと。

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作者名：むらにし | 作成日時：2017年9月20日 18時