【ロ兄鬼2】せんせえと僕たち (ページ5)

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よんページ5

A視点

早く授業終らないかなぁ～……

「～～で～～～です。これで今日の授業は終わりですが少し早いですね。帰りの準備にしましょうか。」

「いえーい！」
「よっしゃー！」
「早く帰るぞー！」

みんなが騒いでる。
私は席でボーッとしてるとトン達が来た。

tn「…なぁ、神社なんでいったん？」

『……ひみつ。』

…言ってもわからないでしょ？だから言いたくないな…
わたししかおぼえてないって、また思っても…悲しくなるだけだから…。

そんなことを考えて、私は薄紫色のランドセルを取りに行った。
そして次々ランドセルに荷物を入れていく。

しばらくして帰りの会が始まった。

「これから帰りの会を始めます！」
「「「「よろしくお願いします！」」」」

いつもと変わらないような帰りの会。
でも、先生がいないだけでわたしは嫌だ。

「―――さようなら！」
「「「「さようなら！」」」」

『……さようなら。』

私はすぐに神社に向かった。

『…らだせんせ～。』

風が吹いたと思えばふっとらだせんせーが現れた。私は鳥居の近くに腰を掛けた。

rd「A。授業が終わったなら帰れー？」

『…帰りたくないからいいの。』

rd「よくはないぞ？」

しばらく静かな空間になる。風が吹いて葉が飛ぶ。その葉っぱが先生に当たりクスッと笑う。

『ふふっｗ、葉っぱついてるよｗせんせーｗ』

rd「うそーんｗ」

『ほんとーんｗ』

なんて雑談を交わしながら気付いたらかなり時間がたっていた。

rd「そろそろ帰れ～。」

『…はぁい……毎日来るね！せんせー！またね！』

rd「……またね。」

せんせーは優しく微笑んだ後に消えてった。
最後にまた、さようなら。とつぶやいた。

そのあと私は家へ帰った。

『明日が早く来ないかな～。』

なんて考えながら。