疾風14 ページ15
帰り道
うわ…もう結構真っ暗だ
風丸「送っていくよ」
貴方「え…でも私歩けるし」
そうじゃなくて、と続ける
風丸「夜道を女子1人じゃ危ないだろ？」
女子…
心配してくれているんだろう…けど
貴方「女子…ね…」
女から潰した方が効率がいい
貴方(私が…女だから…)
風丸「…どうした？」
真っ直ぐな目をする彼
黙っては
貴方「あの…さ」
いられなかった
貴方「私…足手まとい…じゃない？」
彼は驚いた
風丸「そんなことない！お前は今日相手のボールを必死に耐えたじゃないか！」
貴方「でも…ボールの標的は私だった」
私が…女だから…
私が…弱いから
風丸「…」
貴方「すごく…悔しかった…自分のせいでチームが弱くなってるんじゃないかって…」
口から出る言葉はとどまることを知らない
貴方「私よりも…風丸くんの方が」ぐいっ
瞬間
目の前が真っ暗になる
貴方「…風丸…くん」
暖かい…優しい……心地よい
私…風丸くんに…
風丸「恋華だけのせいじゃない…」
風丸「俺も…お前を守れなかった」
…そんなこと言わないでよ
貴方「う…うわああああっ…」
泣いちゃうじゃん
風丸「だから…大丈夫だ…」
抱きしめる力が強くなる
貴方「ありがと…風丸くん」
そして、お互いにしていることに気がつく
風丸(待て…俺…無意識のうちに…/////)
貴方(いつまで…続くんだろ/////…でも…)
風丸&貴方((安心する…な))
風丸「…っ⁉ご、ごめん/////」
貴方「う、ううん！…私こそ/////」
互いに赤く染まった顔を隠す
貴方「じゃあ…私…家こっちだから…」
すると、またも君は驚いた顔をした
風丸「俺の家…そこの前なんだけど…」
…え？？？
貴方「まさかの…お向かいさん…？」
新たな新事実が判明した
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AZ(プロフ) - 菜の花さん» ありがとうございます！私なんかの作品を褒めていただけるなんて…とても嬉しいです！！これからも頑張ります！！本当にありがとうございます！！ (2018年4月9日 21時) (
レス) id: bcfa70b361 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花(プロフ) - 初めまして。惹きつけられるような文章で、この作品がとても好きです！更新、無理せず頑張って下さい。楽しみにしています！ (2018年4月6日 18時) (レス) id: be8eacfec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AZ | 作成日時：2018年3月23日 22時
