ありのままで ページ6
梨香子「貴女にはあるじゃない。」
貴女「えっ?」
梨香子「無駄に知識が。」
貴女「知識なんてない…」
梨香子「よく言うわよ。医者になるために勉強してたんでしょ?その時に身についてるはず。」
貴女「私だってそれが役に立つのかわからない。」
梨香子「社会では役に立つわよ。」
合歓「そんなことはどうでもいいの。阿左美梨香子、早く行くわよ。」
梨香子「もうどうでもいい。」
乱数「可哀想なオネーさん。」
そして梨香子は中王区の党員によって連れて行かれた。
無花果「飴村、お前よく来たな。」
乱数「言っておくが、俺はお前らを助けたかった訳じゃない。」
無花果「はっ。そんなことはわかっている。」
乱数「いつか必ず…」
乙統女「…」
乱数「あっ、僕もう行かなきゃ〜!」
無花果「あいつ…」
合歓「乙葉ちゃん!大丈夫?」
貴女「合歓ちゃん!私は全然大丈夫だよ。」
独歩「あの…二人は仲が良いのか?」
貴女「うん!合歓ちゃんは私の唯一の親友!」
合歓「だよね〜!」
寂雷(なんか楽しそうにしてるね…)
そうして阿左美梨香子の件は終わりを迎えた。
―一年後―
今日は人生の中でも重要な日。
貴女「これ変じゃない?」
一二三「子猫ちゃん!よく似合ってるよ。」
寂雷「うん。とても良いね。」
貴女「ありがとう。」
純白のドレスを着て鏡を何回も見る。
そう今日は私と独歩君の結婚式。
両親を説得して独歩君と無事結婚をすることが決まった。
一二三「そうそう、独歩君もとても似合ってたから楽しみにしててね。」
貴女「早く見たいな〜」
寂雷「それじゃ、また。」
そしてバージンロードを歩く。
前には独歩君が笑顔で立っていた。
でも緊張してる。
神父「病める時も健やかな時も愛することを誓いますか?」
独歩&私『誓います。』
神父「死が二人をわかつまで。」
貴女「死になんかしないけど。」
独歩「俺もだ。乙葉をおいて逝ったりなんかしないからな。」
一二三「二人共…」
寂雷「面白い二人ですね。良い夫婦になりますよ。」
一二三「そうですね。」
ありがとう独歩君。
独歩君のおかげで色々変わった。
夫婦になっても、子供が生まれてもずっと好きだよ。
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作者名:ルルア | 作成日時:2020年10月18日 18時