好きなのに54 ページ6
乱数「ないなら、僕が貸せば良いんだよ〜」
言うなり乱数はポッケからヒプノシスマイクを取り出した。
貴女「嘘…ってか乱数なんで持ってるの?」
乱数「予備用で帝統に貸したやつ以外にもう1つ持ってるんだ〜」
幻太郎「よくもまあ…2つのポッケに入ってましたね…」
乱数「だからはいっ!小雪亜も一緒にラップバトルしよ?」
ヒプノシスマイクを初めて手で持つ。今の状況だからかかなりの重みを感じる。そもそもラップがすごくできる訳じゃない。
乱数「大丈夫!小雪亜の想いをリリックにすれば良いんだからさ!難しくないよ〜」
幻太郎「でも、小雪亜を無理に参加させる訳にはいきません。普通女性はラップバトルをしませんから。小雪亜の自由で良いんですよ?」
幻太郎がとても心配そうに顔を覗き込む。私の中で既に決心はできていた。
貴女「私、ラップバトルに参加します!」
乱数「そうこなくっちゃ☆」
黒咲「何やらあっちに作戦があるみたいね…」
3人で黒咲に歩み寄る。帝統は不思議そうにこちらを見ていた。
乱数「僕達もバトルに参加していーですか?」
黒咲「3人加勢しただけでこの人数に勝てるなら良いですけど。」
黒咲が後ろを見る。ズラァと並んでいる男達。手には全員ヒプノシスマイクを。しかし乱数は怯えるどころかとても楽しみそうだった。
乱数「あっはは☆人数が多くても力がなきゃ意味ないからねー?」
黒咲「馬鹿にできるのも今のうちです。」
幻太郎「我々は小雪亜も入れてFlingPosseです。」
貴女「なんか申し訳ないけどFlingPosseの一員としてこのバトル勝たせてもらいます!」
黒咲「話の通じない人は嫌いですけど…勝つのは私達です。」
帝統「俺もまだやれんぜ…」
そして乱数がヒプノシスマイクを上に高く上げる。
乱数「さあ!最っ高のステージにしよっ☆」
ブォン
貴女「これが私のヒプノシスマイクとスピーカー…」
私のスピーカーはお菓子がモチーフになっていて、肝心のマイクは腕に巻きついている。(アイリスみたいに。)
幻太郎「とても似合ってますよ。」
貴女「幻太郎…ありがとう。」
乱数「うん♪すっごく可愛い!」
貴女「乱数もありがとう。」
桃姫譁「(ボソッ小雪亜ちゃん…」
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ルルア - おと姫と愉快なサカナたちさん» コメントありがとうございます!その案良いかもしれませんね…!私の最後に書くお話になれますね! (2021年12月10日 22時) (レス) id: ba79c5f61a (このIDを非表示/違反報告)
おと姫と愉快なサカナたち(プロフ) - 桃姫譁ちゃんの後日談とかみたい!桃姫譁ちゃん幸せになったくれ…🥺🥺🥺🥺 (2021年12月2日 1時) (レス) @page18 id: e21618e8ed (このIDを非表示/違反報告)
ルルア(プロフ) - らみさん» うわああ!嬉しいです…!桃姫譁ちゃんと黒咲のお話も気に入ってくださり嬉しい限りです! (2021年5月27日 17時) (レス) id: 014ef85129 (このIDを非表示/違反報告)
らみ - ルルアさん» 私はこの作品めっちゃ好きですよ!姫百合、いや!雪落ちゃんと桃姫譁ちゃんの話がもうティッシュ、いや、大きいタオルがないと見れませんでした! (2021年5月27日 14時) (レス) id: 46b37efe83 (このIDを非表示/違反報告)
ルルア(プロフ) - らみさん» らみさんありがとうございますぅぅぅ(泣)そう言ってくださり本当にありがとうございます! (2021年5月27日 6時) (レス) id: 014ef85129 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルルア x他1人 | 作成日時:2021年4月4日 23時