好きな人は帝統ですが、彼女できちゃってました。

桃姫譁の後日談 ページ18

リクエストありがとうございます！





桃姫譁｢あーあ！結局帝統は小雪亜ちゃんのところ行っちゃうし、一生私に彼氏は出来ないのね！｣




紅茶を飲みながらお嬢様はそう言った。




黒咲｢御安心くださいお嬢様。お嬢様にならきっと有栖川様より良い男性が見つかりますよ。｣





桃姫譁｢本当？例えば？｣





黒咲｢例えばと言われましても…｣






桃姫譁｢ふふっ、冗談よ。お世辞でも嬉しいわ。｣






黒咲｢いえ、決してお世辞なんかではありません。私は本当のことを言ったまでです。｣






桃姫譁｢私は雪落さえ裏切らず、隣にいてくれればそれで良いのよ。｣







黒咲｢お嬢様…｣







お嬢様は私に近づき、私を抱きしめた。





黒咲｢えっ？お嬢様！？｣






急なことに私は驚きを隠せなかった。






桃姫譁｢もし…もしもよ？私が貴方のそばを離れることになってしまっても、ずっと私を追いかけて隣にいて私の世話をして。これは命令じゃないわ。｣






黒咲｢命令じゃない…？｣








桃姫譁｢私からの“願い”よ。｣








黒咲｢お嬢様からの願い…｣







桃姫譁｢例え彼氏や旦那が出来ようが私の隣を離れてはいけない…のではなく、私の隣から離れてほしくないの。｣






お嬢様と私は向かい合った。







黒咲｢畏まりました。お嬢様の専属メイドである私、雪落黒咲はお嬢様の隣りを片時も離れないことを誓います。｣






桃姫譁｢雪落…必ずよ。｣







黒咲｢はい！｣






満足そうな顔で椅子に戻り、お嬢様は紅茶を飲みほした。






黒咲(お嬢様に彼氏や夫が出来るのは遠い未来になりそうね。)






なんだか今日は私にとって嬉しい1日となった気がした。










黒咲目線となった後日談でした！短くてすみません💦

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