浅草の華は恋を知る其の弐 (ページ16)

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47話無理... ページ16

昨日の風邪は嘘かのように朝から絶好調！！
『んにゃー！良い朝！！』
紅丸「ｽｰｽｰ」
横を見ると紅が柱に寄りかかって寝息をたてて寝ていた。
改めて見てみると...
『綺麗な顔してるなー。』
紅丸「そりゃどーも。」
と紅がパチリと目を開けた。
『っ？！？！』
ビックリして飛び退いた。
ﾄﾞﾝｯ
と、棚に頭をぶつけた。
『うふぁーいったぁ！』
ｸﾞﾗｯ
その棚の上に置いてあった壺が揺れる。
それに気づいていない。
『いててて...ふう。痛かったぁー！』
紅丸「おい！危ない！」
『えっ？』
と、気づいたときはすでに遅かった。
私は目を瞑る。
ﾊﾞﾘｰﾝ
ﾄﾞﾝｯ
『うぅ...。』
紅丸「いてて...。大丈夫か？」
紅が私に抱きついた状態でぶっ倒れていた。
『ふへっ？』
紅丸「よかった...。あぶねェから気を付けろよ。」
と、紅は身を起こす。
『？？』
私は訳がわからず身を起こした。
紅丸「わかってねェな...。お前がぶつかって壺が落ちてきたんだよ。」
『あっ！なるほど！』
紅丸「危なっかしい野郎だ...。」
『ありがとう！紅！』
紅丸「っ～～！！！ｶﾜｲｲ...」
『ん？』
紅丸「なんでもねェ！！」
『えっ？！顔赤いよ？！』
紅丸「なんもねェ！！」
『ふふ。そっか！』
紅丸「っっ～～！！／／／」
と、出ていった。
『...。壺片付けなきゃ...。』
すると...。
紅丸「てめェ！！なんなんだ？！クソガキ！！！」
『ふはっ？！』
下から怒鳴り声が聞こえた。
紺炉「さっさと出てってくれ！！来るんじゃねェ！」
「～～！！～～！」
私は不思議に思い、下に降りる。
『紅？紺炉？どうし...紅丸「お前は出てくるな！」えぇ？』
茉希「Aさん。こっちに来てください。」
と、手を引かれる。
輝「Aさん！そこに居るんでしょ？？出てきてくださいよ！俺のこと好きって証明してください！」
『！！』
紅丸「おめェは頭だけじゃなくて、目も悪いようだな！指輪が見えねェか！」
女性陣は、私を引っ張り自分達の部屋に連れていく。
私はただのガタガタ震えていた。
環「大丈夫ですよ。第7メンバーと第8メンバーが引き留めてます。来ることはないですよ。」
『ｶﾞﾀｶﾞﾀ...』
輝「Aさん！Aさん！」
森羅「うるせェよ！！」
アーサー「切り捨ててやろう。」
『うぅ......。』
しばらくして急に静かになる。
するとドタドタと聞こえ襖が壊れんばかりに開く。
輝「Aさん！！」
『ひぃ！！』
茉希「なんなんですか！」
環「私が守る！」
輝「正直に来てください！」