検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:190,445 hit

6 ページ7

あれから長年の月日たち







GENERATIONSがメジャーデビューし、







イベントもいくつか参加してきた。









もちろんデビューイベントも参加した。








その時はもう涙が出すぎてまともにみんなを見ることができなかった。







その時も隼くんは私を見つけてくれた。






玲於くんは…わからない。






デビューイベントも終わって






シングル曲もいくつか出して







1st アルバムも発売し







ある曲のハイタッチ会が近くで開催されることになり、真希と行くことになった。







真希「何枚買った?」








『1枚。
複数買っちゃうと、あとに引き返せなくなる。』








複数会うことでその時になにか言われるのが怖くて1枚しかかえなかった。







『真希は?』








真希「3枚(笑)」







『買うね〜(笑)とりあえず終わったら連絡して、
待ってるから』








真希「うん!
んじゃあとで」







並んでてもいろんな事考えちゃって







頭の中は玲於くんのことばかりで






あっという間に私の番に。






玲於「A…」





『ほんと、おめでとう。
応援してるからね』





玲於「ありがとう」





隼「Aちゃん来ると思った(笑)
来てくれてありがとう」





『いえいえ。
また来るね』





隼「うん」





ハイタッチ会が終わってから頭の中は





さっき小さな声で呼ばれた







"A…"






と呼ぶ玲於君の声が繰り返されてる。








大好きって言えなかった、会いたかったって言えなかった、







周りを見渡せばGENEのファンの子たちが






泣いてる。







『玲於、くん。』






そう思うと涙が出てくる。






どうして私は逃げてばかりなのか。







私はそのハイタッチ会以来、玲於くんを好きになったことを少しだけ後悔するようになった。







ファンという壁を越えたくても超えれない子達は世の中にたくさんいる。








真希にも心配される日々。







そして、気づけば初の単独ツアーの日にまでなっていた。







『真希…ほんとに、なんで、よりによって』







最前列なの








真希「や、私も思ってなかったから驚いてる。」








もうあれ以来会いに行けてなかったから







どれくらいぶりなんだろう。






しばらくして会場が暗転した。





私たちはセンターに近い最前列だった。

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
515人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Cherry(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです!!どんなオチになるかはまだ考え中なので待っていてくだされば嬉しいです! (2018年8月21日 19時) (レス) id: c5b05d74b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - とても良いお話で毎日楽しみにしています!落ち亜嵐くんだったらとても嬉しいです!! (2018年8月21日 13時) (レス) id: d302355916 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みお | 作成日時:2018年8月8日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。