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『ちょ、玲於くん。』
急いで唇を離して玲於くんを見ると
玲於「…zz」
やはり事故だった。
少し期待した私がバカだった。
とりあえず、ちゃんとベッドに玲於くんを寝かして
タオルケットをかけてあげる。
亜嵐「どう?寝た?」
なんてキッチンから帰ってきた亜嵐が顔を出す。
『あ、うん。
寝たよ。もうこんな時間だし帰ろっか。』
亜嵐「そうだな、
俺行きに買ってきた薬置いとくから置き手紙書いといて〜」
合鍵を探しに亜嵐は消えていった。
なんて書いたらいいんだろう。
さっきの事があってから玲於くんのことを変に意識してしまい、自分のキャラじゃないようなことしか頭によぎらない。
『とりあえず、書いときゃいっか。』
亜嵐「みっけ!」
なんて子供みたいに言う亜嵐に少し癒された。
『これでいいかな?』
亜嵐「いいと思う、
あ、俺の落書き付きで(笑)」
なんて端っこに玲於くんの似顔絵らしきものを書く亜嵐。
『合鍵、どうするの?』
鍵を閉めて、家に帰る時に聞く。
亜嵐「仕事の時に返せばいいっかなって(笑)」
『あぁ、確かに!(笑)
もうこんな時間だし、家、泊まる?』
亜嵐「そうするつもり〜」
『やっぱり?(笑)』
最近お互いの家に泊まることが多くなった私たち。
そして、本当に私が亜嵐に好意を寄せるようになった。
完全に玲於くんを忘れたわけじゃないし、
玲於くんを好きじゃなくなった訳じゃない。
ただ…
少しだけ玲於くんを忘れられるようになった。
『亜嵐〜』
亜嵐「ん?なに?」
って少し笑いながら振り向く亜嵐
『なんでもないで〜す
呼んだだけ(笑)』
亜嵐「なんだと〜
この野郎〜」
って私の髪の毛をクシャクシャにしてくる亜嵐
『ちょっと(笑)
髪の毛ボッサボサ』
亜嵐「わぁ、
実験失敗した奴みたい」
『なにそれ(笑)』
私、本当に
亜嵐が好き
って心の底から思えれる日が来るかな。
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Cherry(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです!!どんなオチになるかはまだ考え中なので待っていてくだされば嬉しいです! (2018年8月21日 19時) (レス) id: c5b05d74b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - とても良いお話で毎日楽しみにしています!落ち亜嵐くんだったらとても嬉しいです!! (2018年8月21日 13時) (レス) id: d302355916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みお | 作成日時:2018年8月8日 17時