今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:52,613 hit
小｜中｜大
83.ピン止め ページ11
.
.
奈々「あー、何その可愛いピン止めー」
三つ編みにした前髪を止めていた花の付いたピンを見て、ニヤニヤした奈々が私に問う。
.
「…誕生日プレゼント」
奈々「誰から」
「……大野さん」
奈々「ふぅー！♡」
私の付けてる花のピン止めを指でツンツン突く。
.
奈々「彼女いるのに罪な人だね、大野先生は(笑)」
「…これ、その彼女さんが選んだんだって」
奈々「……、は？」
奈々の笑顔がその言葉で一瞬で怖い顔に変わる。
.
奈々「何それ…。その事直接言われたの？」
「うん…」
すると、奈々がはぁ…とため息をついて俯いたあと、顔を上げて呆れたような顔で私を見た。
.
.
奈々「…Aさ、大野先生好きでいるのやめたら？」
.
.
この４年間、私のこの恋を応援し続けてくれていた奈々からの突然の発言。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：な り き | 作成日時：2017年8月18日 17時
