【歌い手】あなたのスマイルくださいっ！４【Twitter】

@ 助 け ページ29

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『わたし、来世は男がいいなぁ…』




「なんで？」

『男ならこうやって普通にまふたちと話してて何にも言われないしされないじゃない？私はまふくん達とただ友達やってたいだけなんだけどなあ...』


「まぁ、ね。」




今は真冬の家にお邪魔させてもらってる。

またなんか変な手紙が私の家に届いていて。ちょっと精神が不安定だったから。




「女性と仲良くするだけでこんなに殺害予告されるなんてネットも変わったなー。」

『しかも最近引っ越したのにもう住所特定されてんのやばいよね。ばら撒かれてないだけいいけど。』









『なんか、慣れちゃったよね。こんな殺害予告。』






そう言って手元にある何通かの手紙を見つめる。





―――まふくんから離れて。


―――じゃなければ二人とも殺す。









何とも定番的な殺害予告だ。呆れてしまう。





とは言っているが本当は凄く怖い。これがただの嫌がらせなのかマジなのかもわからないし、いつ、誰に狙われるかわからないし今この時も狙われているかもしれない。







「一応マネにも伝えてるけど対応がちょっと遅れるかもしれないからね。その時はそらるさんも呼ぶしもかだけでも逃げるんだよ。」

『...』





そんなこと、できるわけない。


何年もずっと一緒に支えあってきた友人と兄を見殺しにできるはずがない。相手が弱いとか一人とかならまだしも、二人三人が凶器を持っていたら対応が間に合わないだろう。





「お願い、もかだけでも逃げて。ね？逃げられたら天月くんでもうらたさんでもさかたんでも誰でもいいから呼ぶんだよ。」




不安げな顔でうつむく私の顔を覗きながら言う真冬。




『そんなことっ、できない、』

「泣かないでよ。大丈夫、僕らなら勝てる。」





そう言って次から次へとあふれ出てくる涙を拭ってくれる真冬。



何も勝負をしているわけではないが、その言葉で少しばかり安心した。







『...もしその子達を対処出来たらいっぱい奢ったげるね！！！』

「うわーめっちゃ奢ってもらお」

『...特別なんだからね！！！』





その時には貯金箱を開けてでも奢ってやろう。







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