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五年生色 ページ5

三「前のあれ、補習授業だったなんて信じたくないよな」

雷「あぁあれね。期待しちゃったんだけどな…」


五年生が腑に落ちない顔色で話すのは、Aが色の補習授業を自分たちに仕掛けてきたことだ。

彼女から仕掛けてきたことに大変心踊らせた五人だが、後に補習授業だったと謝りに来たAに酷く落胆していた。


兵「まぁでもあれはあれで良かったじゃないか」

八「でも本当はお前もAさんの本心だったらなーとか思ってたんだろ?」

兵「それは……って俺だけに言わせるな!」

勘「あーーー俺は本気だったのにーー!!」

雷「お前ははっきり言いすぎだよ」


彼らはしてやられたかのように話しているが、本当にやられたのはAの方だ。

結局上手(うわて)なのは五年生で、歳下だからと少し侮ったAは完全に食われてしまった。

補習授業すらも真面に突破することもできずシナ先生に町に連れていかれそうになったが、それを知った五年生が必死に説得し、辛うじて合格判定にしてもらったのだ。


勘「納得いかないよな。本命の六年生の後に俺たちだぞ?」

八「本命って、六年生にしたのだって授業だから仕方なくしたことじゃないか」


それだってAさんの本音じゃないと、自分も含め擁護したい八左ヱ門。


勘「そうだとしてもだ。仕方なくやった六年生で駄目だったから、仕方なくの仕方なくで五年生の俺たちにしたってことだろ?六年生より俺たちへの思いの方が劣ってるってことじゃないか」

兵「意味がよく分からないんだけど」


気持ちが六年生に対してより薄まってると少し不貞腐れていたが、簡単に言えば只の嫉妬だ。

意味の分からない勘右衛門の言葉だったが、他の四人もそれを聞くと自分も同じ気持ちだったんだと分からされ、段々と言っていることが理解できてしまった。


三「じゃあ本人に聞けばいい」

いざ→←頑なに



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ピーナッツ(プロフ) - 空さん» ピクリューで「テイク式女メーカー」と調べていただくと出てくると思います! (3月17日 7時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
- あの、主人公の女の子ってどのメーカーで作ったんですか? (3月16日 18時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - 空さん» わわ、その通りです…!💦すぐに訂正いたしました。ご指摘いただきありがとうございます🙇‍♀️ (2月25日 8時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品"15"ではないんですか? (2月24日 19時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピーナッツ | 作成日時:2024年2月21日 6時

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