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ふと、長次が本から目を離す。
Aの首が前に傾いていた。
長「A」
『…ん、……また寝そうになった、』
長「本なら何処でも何時でも読める。が、こんな気持ちのいい日に昼寝ができるのは少ない」
長次の気遣いに微笑み、ページの間に指を挟んで本を閉じた。
そして目も閉じようとした時、長次に呼ばれ目線を上げる。
長「良ければ私の肩を使っても構わない。首が痛くなってしまう」
『……ありがとう』
少し長次に寄り添い、首を傾けた。
とても丁度いい高さで、尚更眠くなってしまう。
そんな彼女を優しい眼差しで見つめては、また読書を進める。
眠りが深くなった時、自分が使う筈だった押し花の栞をAの本の隙間にそっと挟んでは閉じ、ひっそりと柔らかい手に触れた。
そして自分はまた本に目を移す。
時々目を空にやり、それをまた隣で眠る彼女にやり、何気ない幸せを感じている。
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ピーナッツ(プロフ) - 空さん» ピクリューで「テイク式女メーカー」と調べていただくと出てくると思います! (3月17日 7時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
空 - あの、主人公の女の子ってどのメーカーで作ったんですか? (3月16日 18時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - 空さん» わわ、その通りです…!💦すぐに訂正いたしました。ご指摘いただきありがとうございます🙇♀️ (2月25日 8時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
空 - この作品"15"ではないんですか? (2月24日 19時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピーナッツ | 作成日時:2024年2月21日 6時