からかわないで ページ28
『なんだったんだろ…』
伊｢気疲れかな？一般的には食べたり趣味に耽たりすれば発散されるけど、お前の場合…口吸いすることで解消されるのかもね｣
『え…！？そ、そんなこと』
伊｢知らない間に溜まった疲れが身体から出せなくて、暴走したのかもね。さっきみたいに｣
正直言って信じられないが、言ってる人が言ってる人だから、信憑性が高く思える…
伊｢今だって落ち着いてるけどしたわけではないんだろう？またさっきみたいになっちゃうかも｣
『え…！？！？ど、どうしよう…！』
伊｢してみる……？｣
『…………ぇ……？』
首を傾げる伊作から目が離せない。
でも、それが本当だったらどうしよう。またあんな風になるのはごめんだ。でもだからと言って…
『治療って……こと、だよね』
もうああならないためには、それしかないの…？
『あの………、しても、いい、ですか』
のそのそと伊作の前に移動すれば、また体温が上がるのが分かる。
何も言わないからそれが承諾だと捉え、首を伊作に伸ばした。
『っ…？』
伊｢はぁ、…………駄目だよ｣
『だ、め？』
伊｢ああいや、そういう意味の駄目じゃなくて。すまない、ちょっとからかいたくなっちゃって｣
手の甲を私の唇に優しく押し当て笑った。
今の話は全部嘘だと、そんな事例は無いと謝って。
『う、嘘……？じゃあ私、病気じゃないの？？？』
伊｢口吸いしたくなるような、それで治る病気なんて無いよ｣
なんて、眉を八の字にしてくすりと笑う。
そんな様子を見て口を堅く閉じ、目を見開いて軽く掌で伊作の腕を叩けば笑ってる。
伊｢でもほんと、なんであんなAになっちゃったんだろうね｣
『恥ずかしい…信じちゃったじゃん…伊作のばか…』
もう一度謝りながら頭を撫でるが、羞恥から私はそっぽを向いた。
伊｢でもA、簡単に男に近付いたら駄目だよ。危ないからね｣
『伊作があんな嘘つかない限りしない』
伊｢あはは、すまなかったよ｣
ちょっと不貞腐れたのもあって、｢もう治ったから｣と、お礼だけは言って医務室を後にした。
伊｢はぁぁ……、これは文次郎たちが止まれないのも分かる…｣
手の甲に残る柔らかい感触に、頬を染めていた。
『こんな醜態晒したら、もう此処で生きていけない…ぅぁぁぁ』
留｢どうした双葉。嫌のことでもあったか｣
『聞いてよ留三郎…！あのね、、、』
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ピーナッツ(プロフ) - 空さん» ピクリューで｢テイク式女メーカー｣と調べていただくと出てくると思います！ (3月17日 7時) (
レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
空 - あの、主人公の女の子ってどのメーカーで作ったんですか？ (3月16日 18時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - 空さん» わわ、その通りです…！💦すぐに訂正いたしました。ご指摘いただきありがとうございます🙇♀️ (2月25日 8時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
空 - この作品"１５"ではないんですか？ (2月24日 19時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーナッツ | 作成日時：2024年2月21日 6時
