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抑制 ページ26

視界に入れるなり立ち止まって驚いている暇なんて無かった。


小「っな!?文次郎ァっ!!!」


文次郎が我に返った時、もう既に小平太はAを抱き寄せ引き剥がしていたところだった。


小「文次郎!!昼間からしかもこんな目につくところで堂々とならんぞ!!ん、人目につかぬところでも良くはないが…兎に角駄目だ!!」

文「は、はぁ!?勘違いすんな…!俺はそんなことしようと思ったんじゃねぇよ!!ただその、…Aが」

小「なんだ、Aの所為にするのか」


収まるわけなかった。何もしていないから。

別に口付けを求めているわけじゃない。
ただ、何か欲しかった。身体が欲して仕方がない。
でも彼らの顔を見ていると、どうしても寄りたくなってしまう。
まるで術にかかったように。


小「む、A、お前顔がなんだか熱っぽいぞ!眠い…わけじゃないよな?なんか溶けてるぞ!」

文「だから変だと言っただろう!さっきからずっとそんな感じなんだよ!」


小平太の手を取り、指を絡める。自分とは触り心地の違う逞しい手を握る。


『こへぇ…、たは、、して、くれる…?』

小「何をだ?お前の為なら何でもしてやるぞ!それにしても妙に積極的だな!」

文「ばか…!Aから離れろ…!」


嫌な気を察した文次郎が近寄るが、彼女まで巻き込んでしまいそうで加減が分からず、引き剥がそうと伸ばした手が空中を彷徨う。


『ちょっとだけ…っはやく…』

小「えっ。Aそれって」


背伸びする。

小平太は少し驚いて、一度顔を上げた。
そして見下ろせば彼女が迫り寄っていることが分かり、少し興奮していた。


小「ほんとにいいのか?お前が構わんのなら私は遠慮しないぞ」

文「小平太っ!!!」

『いいの…っだから、はやく、わたしをどうにかして…っ』


後少し。後少しで、小平太に触れられる。




二人の息が重なり、そして____






ング






刹那、少し苦しそうな声が一瞬聞こえれば、Aの身体から力が抜けていた。


伊「間に合って良かった…」

文「い、伊作…!」


背後に伊作が現れ、意識が落ちたAを支えていた。他にその手には布が握られている。


小「あれ??」

伊「ごめんね荒っぽくて。ちょっと眠っていてもらうよ」


布には睡眠薬が染み込んでいた。Aの口にその布を押し当て、それを吸わせ眠らせてしまったのだ。

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ピーナッツ(プロフ) - 空さん» ピクリューで「テイク式女メーカー」と調べていただくと出てくると思います! (3月17日 7時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
- あの、主人公の女の子ってどのメーカーで作ったんですか? (3月16日 18時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - 空さん» わわ、その通りです…!💦すぐに訂正いたしました。ご指摘いただきありがとうございます🙇‍♀️ (2月25日 8時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品"15"ではないんですか? (2月24日 19時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピーナッツ | 作成日時:2024年2月21日 6時

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