お前が悪い ページ43
仙｢あ。もしかして…さっき此処に突っ伏していたの、お前らか…？｣
二人で首を縦に振ると、大袈裟に深い溜め息を吐いた。
『あ、さっきどうして逃げたの。私助けてって言ったのに酷い』
文｢そ、それは…(お前を幽霊と勘違いして逃げただなんて言えない)｣
文次郎が図星かのように俯くと、それを伺いつつ仙蔵が追って言葉を加えた。
仙｢此奴がお前を幽霊か何かだと見間違えて逃げ出したんだ｣
文｢はぁっ！？仙蔵！！｣
酷いと言わんばかりに睨むと、仙蔵に悪態を吐くのをやめた。
文｢いや…っその、……すまなかった…だがしかし仙蔵だって逃げたんだぞ！！俺だけの責任にすんじゃねぇ！！｣
仙｢はて。何のことやら｣
この恍け方は仙蔵も同じだったということだ。長い付き合いではないが(ある意味長い)見分けがついてしまう。
溜め息を吐くと二人揃って謝ってきた。
『いいよ、もう。そもそも悪いの小平太だし』
小｢え！私！？｣
この状況で私関係ないは無理がありすぎる。
留｢当たり前だっ！！お前がAを脅かしに行かなければこんなことにならなかったんだからな！｣
小｢聞き捨てならないぞ！別にそんなつもりで行ったわけではない！遊びに行こうとしただけだ！｣
伊｢こんな夜中に行くやつあるかぁ！｣
土井｢うるさーーいっ！！！！｣
六年｢『ぎゃーーーーっ！！！！！』｣
突然の背後の存在に私たちは珍しく全員で絶叫した。
土井｢こんな夜中に六年生が何やってるんだっ！！｣
振り向くと居たのは顰め面の土井先生。
土井｢まったく…乱太郎たちかと思っていたが、まさかお前たちだとは…｣
頭を抱え、溜め息を幾つも吐く。
素直にごめんなさいと、縮込まって謝った。
土井｢離れてるというのに一年生長屋から苦情が来てるんだから、相当だぞお前ら。変な声がするだとか、あいつら怖がってたんだぞ？｣
六年｢『面目ないです/すみません……』｣
土井｢様子を見てきてと叩き起された私の身にもなってくれ｣
六年｢『反省してます……』｣
土井｢で？何してたんだ？｣
仙｢かくかくしかじかで…｣
土井｢成程な…｣
説明し私の恐怖体験も話し、土井先生はムスりとしながらも少しだけ口角を上げていた気がした。
土井｢じゃあ小平太が悪いというわけか｣
小｢でも私！｣
文、留、仙、伊｢お前が悪い！！｣
長｢もそ｣
小｢そんなぁ……A助けてくれぇ｣
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雅 - ふたばさんが描いたイラスト、華やかさがあって可愛いらしいなぁーっと思って😅(笑) (2022年8月6日 23時) (
レス) @page22 id: 977bcdf555 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 作成していた映画での小説、お疲れ様です🤗🫧✨ (2022年8月6日 22時) (レス) @page22 id: 977bcdf555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーナッツ | 作成日時：2022年7月22日 7時
