これぞ学園のアイドル？ ページ36
利｢やぁみんな｣
ユキ｢利吉さーんっ！握手してくださーい！！｣
トモミ｢ユキちゃんずるい！私もーっ！｣
シゲ｢トモミちゃん！押さないでください！利吉さ〜ん！｣
利｢はいはい｣
ソウコ｢やーん！利吉さんこっち向いてくださいっ！｣
シオリ｢あらやだ！こっちも構ってくださぁい！｣
利｢はいはい、順番ね…ん？……君は……｣
『…！』
利吉さんはくのたまの歓声に困りつつも嬉しそうな笑顔を転がせていた。
くのたまたちの勢いに着いていけず少し離れたところに居たが、利吉さんの方から気付いてくださった。
くノたまたちに引っ張られながらも目線は私に向いている。
利｢君、大変失礼だけど…女の子…だよね？｣
『は、はい…こんな格好してますけど…』
くのたまの制服ではない私を上から下までゆっくりと目を通した。
利｢あ、もしかして。君がAくん？｣
『え！わ、私をご存知なんですか！？』
利｢そうか！君が！君のことは父から聞いているよ。一度会ってみたいと思っていたのだけど、中々機会が掴めなくてね｣
なんて爽やかな笑顔を見せてくれる。
会ってもいないのに認知してもらっていてとても嬉しいが、この喜びを素直に出せる程私は秀でていない。
『そ！そうだったんですか…！』
利｢そっか…六年生か。じゃあ後でまた会えるね｣
『え？どうしてですか？』
利｢あれ？聞いていないのかい？今日私は六年生の授業の講師として来たんだよ｣
『そうだったんですか！？知らなかった……』
今日先生、そんなこと一言も言ってなかったのに。
ユキ｢利吉さん、私たちのことも忘れないでくださいね〜？｣
利｢あぁ、ごめんよ｣
『利吉さん相変わらず凄い人気』
利｢いやいや。でも、私ばかりでなく五年生や六年生たちの人気はどうなんだい？優秀なのは彼らも同じだろう？｣
くノ｢ろくねんせ〜？｣
なんだかあまり乗り気では無い顔で繰り返した。
『六年生はですね！それはもう…！』
トモミ｢だめだめ！六年生の先輩は！｣
利｢『え？』｣
エエコ｢確かに強くて、忍者としての腕は確かですけど｣
ナオミ｢女の子の扱いを知らないというか〜｣
ウッコ｢なんていうんですかねーとにかく女の子に対しての優しさが感じられないんですよねー｣
やれやれと首を振る一同。なんだか私、とても複雑な気分です…
ユキ｢あ！でもAさんはかっこいいです！｣
『え、、なんで私なんか』
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雅 - ふたばさんが描いたイラスト、華やかさがあって可愛いらしいなぁーっと思って😅(笑) (2022年8月6日 23時) (
レス) @page22 id: 977bcdf555 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 作成していた映画での小説、お疲れ様です🤗🫧✨ (2022年8月6日 22時) (レス) @page22 id: 977bcdf555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーナッツ | 作成日時：2022年7月22日 7時
